2017年1月6日 更新

サランラップ・クレラップ・ポリラップを比較してみましたぁ!!

ラップは生活必需品としてなくてはならないものになりました。しかし、環境汚染の原因であったり、人体への影響もあり、実は深刻な問題でもあります。そこで3社を比較しました。

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Q.ダイオキシンは大丈夫なのでしょうか?
A.ダイオキシンは、炭素・水素・酸素・塩素の各原子から構成される有機塩素系化合物です。
ポリラップ®の成分は水素と炭素からできており、ダイオキシンの発生要因となる塩素は含んでいません。
ラップフィルムそのものは、燃やしても二酸化炭素と水になるだけで安全です。

Q.他社品と比べて粘着力が弱く、食器によってはくっつかない場合がある。
A.食品を直接包むので、当社のポリラップ®は粘着力を強くする添加物は使用しておりません。
アルミ製やプラスチック製容器など、くっつきにくい食器でご利用される場合、全体をラップで包み込むようにしてご使用ください。


Q.ラップが溶けてしまい、知らずに口に入れてしまいましたが問題は無いでしょうか?
A.誤って飲み込んでしまっても少量であれば人体に影響はありませんが、異常を感じられる様であれば 医師の診断を受けてください。

Q.環境ホルモンの問題は大丈夫ですか?
A.原料であるポリエチレン樹脂の製造からラップフィルム製品となる迄、一切の添加物を使用していませんので、安心してご使用いただけます。

Q.異臭を感じる場合があるのですが?
A.材質特有のプラスチック臭又は、臭い移りが考えられます。
ポリラップ®の原料であるポリエチレンは、臭いが移り易い特徴がありますので臭いの強い物の側や、臭いがこもり易い場所は避けて保管ください。

Q.フィルムの切れが悪く、カットがうまくできない。
A.ポリラップ®はポリエチレン製です。塩化ビニリデン製ラップとは原料・製法が異なるため、フィルムは伸びる性質をもっています。
ラップを刃に直角に当てて押切るのではなく、箱を内側に傾けてラップの端からカットしていただければよく切れます。
又、植物を主原料としたプラスチック刃を装着させ、更にカット性を良くしています。
使用前にラップの開封部分は、通常切り取って捨てますが、上に折り曲げテープ等で固定しますと蓋部分が補強され、更に切りやすくなります。

そもそもラップとは何?

食品用ラップフィルム(しょくひんようラップフィルム、英語:plastic wrap、cling film、cling wrap、food wrap)とは、食材や料理を包んだり、皿など食器を料理ごと包む際に用いられる樹脂フィルムである。JIS Z 1707で定められた用語でもある。

これらのフィルムはマイナス60度(摂氏)からプラス150度前後(製品や樹脂の種類により、やや違いがある)まで対応し、家庭では冷凍庫の中から沸騰した熱湯が直接触れるような状況までは問題なく利用できる。電子レンジでは油の多い食品(フライなど)が直接触れる使用状況には向かないものの、スープが沸騰するような温度に加熱する際の蓋として使っても問題ない。ただしオーブンには利用できない。
ポリエチレンを使用しているラップは、「燃やしてもダイオキシンが発生しません(塩素系ラップは高温で燃焼させないとダイオキシンが発生する)」と銘打って販売されている製品が多い。 食品安全委員会では、オーブンや電子レンジのオーブン機能の使用について注意を促している。ラップフィルムが破れたり、溶けて食品に入ったりする場合があるため、耐熱・耐冷温度を明示している。

ダイオキシンとは

【家庭における非意図的な発生】
塩素を含むプラスティック(PVC等)や食品トレイ、その他塩素を含むあらゆる物質が燃焼温度800℃以下の燃焼によって発生する。

ダイオキシン類の毒性は一般毒性、発癌性、生殖毒性、免疫毒性など多岐にわたりそれぞれの毒性発現量は異なる。

環境ホルモンとは

環境ホルモンが問題となりはじめたのは、1980年頃に世界各地で異常が発見されることによって、研究がされるようになりました。環境ホルモンは、外因性内分泌攪乱物質または外因性内分泌攪乱化学物質と呼ばれています。

環境ホルモンという呼び名は、あるひとつの物質の名前ではなく、生物のホルモンの働きを狂わせてしまう物質の総称です。環境ホルモンは、体内の正常な働きをするホルモンの働きを壊すことで、様々な異常を引き起こします。

上記の点から、サランラップ・クレラップ・ポリラップを比較すると

★★①「ポリ塩化ビニリデン(PVDC)」製のラップ

(旭化成ケミカルズ「サランラップ」、クレハ「NEWクレラップ」)
バリア性(水蒸気や酸素を透過させにくい)、耐熱性をはじめ、密着性、透明性、光沢、切りやすさ、コシの強さ、どれをとっても最高(価格も高い)であると言われている。

メーカーでは、140℃の耐熱温度を超えなければダイオキシンが発生することはないとしていますが、食品の油脂がラップに触れると、すぐに140℃を超え、ラップが溶けてしまうことが多いのも事実です。

製品中に含まれる可塑剤(フタル酸エステル)が食品中に溶出し、人体に影響を与えることが公になり、乳幼児の玩具、食品製造時の手袋の使用については使用制限がかけられたが、ラップについては禁止されていない。

★★③「ポリエチレン(PE)」製のラップ
(ダウケミカル「サランプレミアムラップ」、宇部フィルム「ポリラップ」、三井化学ファブロ「ハイラップ」、シーアイ化成「NEWローズラップ」)

冷蔵冷凍庫との適合性は良く、粘着性(くっつきが悪い)と気体透過性は良くないとされているが、経済性が高い(安価)。

尚、ポリエチレン製品の中で、防曇剤などの添加物を加えていない素材が「無添加ポリエチレン」です。
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