スタッフページへ戻る

 #1 箱めがねの作り方

  
(以下、ブログより抜粋・一部修正)

ウチは「より安く・より簡単に」ってモットーなので、なにはともあれ100円ショップ。

箱メガネの作り方とは言っても、枠に透明な板貼り付けちゃえば完成なので
【枠になる物】と【透明な板】と【接着剤】が買えちゃえば出来たも同然ですよ。

で、今回購入したり準備したものが左の写真。

  文庫本ケース・・・・・100円
  透明な下敷き・・・・・100円
  プラ用接着剤 ・・・・・197円
 
  他、キッチンばさみ・カッター・紙ヤスリ

今回は400円以下の出費だけど、キッチンばさみやカッターなど全部買っても1000円でお釣りが来るって感じ。

買う時のポイントは「透明な板」を探すところ。100円ショップに行ったら透明アクリルボードも売っていたけど、今回はあえて購入しやすく加工もしやすい透明の下敷きをチョイス。で、透明ボードが見つかったらその大きさに合った枠になるものを探すんだけど、できれば四角に近い物の方があとで加工する手間が少なくて良いかもよ。接着剤に関してはプラスチック用があれば一番ベストだけど、無かったらゴム系の接着剤で何とかなる気がする。接着剤は貼り付ける以外にもパテの役目もあるので瞬間接着剤ではダメです。

いよいよ材料がそろったところで制作開始。

今回買ってきた箱の上下を見ると上側は平らで折り返しがついており、下側は平らだけど四隅に出っ張りがあったので、今回はボードの貼り付けやすそうな上側を残して下側を切り取るって方法にした。重要なのは枠とボードが隙間の出来ないように貼り付けるという事なので、購入時にはこの点にも気をつけるようにしよう。



とりあえず箱の底の部分を切り取ります。

切り取る部分にカッターで軽く線を引き、浅い溝を作ったらその上を何回も軽く力を加えながらカッターを動かして少しずつ溝を深くして切る。力任せな作業をしても、カッターがずれて不必要な傷を作ったり、勢い余って自分を切る事があるので、文明人らしく余裕を持った作業をしましょう。

そんな感じで4辺1周を切り取れば、箱メガネの枠部分の完成。余裕があれば、切り取った部分にヤスリがけすれば、変な出っ張りも無くなりフィット感がアップするよ。


さて、枠が出来たところで次は透明下敷きを枠の大きさに合わせて切り取ります。
下敷きの角のどこか1カ所と今作った枠の角を合わせたら、枠に沿ってカッターで線を引き切り取る場所を決めるわけですが、この時オイラはいきなりカッターで線引いちゃっているけど、本来は枠の大きさをちゃんと測って油性ペンで補助線を引いてから作業に入った方が無難です。あと、切り取る大きさは枠よりもほんの少し(5mm程度)大きいくらいの気持ちで切り取るとあとで修正もできたりして非常に良いと思います。


下敷きが切り取れたら、仕上げに四隅の角を切り取って角を無くせば安全ですよ。


これでボードと枠が出来たので、あとは2つを貼り付けるだけだけど、その前にボードと枠の接着剤を塗る部分の汚れをしっかりと拭き取っておくのを忘れないように。ちゃんと拭き取っておかないと強度も下がるし見た目も美しくないからね。

汚れを落としたら、まずは枠を安定したところに水平に置き、接着剤を盛りつけます。

この接着剤を綺麗にケチらず一周盛りつけるのが今回の一番重要なところです。

接着剤を一周盛りつけたらその上にボードがずれないように精神集中してそっと置き


少しクニュクニュと動かして接着剤をまんべんなく伸ばしたら、上からグッと押しつける。
その時、接着剤がちゃんと1周隙間無くつながっている事を確認する。もし、うまく1周つながってなくても、あわててボードを外したりせず、接着剤が固まってから隙間の横あたりに接着剤を塗りつけ穴をふさぐようにすると良い。(このためにボードは枠より少し大きい)

あとは安定したところに置き接着剤が固まるまで待てば完成。

  完成。どどーん。


今回の箱メガネ製作に使った時間は30分くらい。あとは接着剤の乾燥に1時間半。でも、乾燥はしっかりやった方がいいから、夕方くらいに作り出して一晩放置するくらいが良いかも。

実際に海で使うとこんな感じ。

箱メガネなんて作るのは超簡単だから親子でやってみるといいよ。
あとは使いやすいように取っ手や紐をつけたり、ウレタンの足を付けて傷つきにくくしたりと自分なりの工夫してみてもいいと思うよ。いろいろ頑張ってみてね。

 


スタッフページへ戻る
海藻図鑑メインへ


制作:千葉大学海洋バイオシステム研究センター 銚子実験場
http://www-es.s.chiba-u.ac.jp/kominato/teusi/choshi_main.html