お弁当のご飯を冷ます　扇風機の風が効果的

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　４月から弁当作りを始めた方も多いのではないでしょうか？　弁当は、ご飯やおかずが熱いうちに蓋をすると細菌が繁殖しやすくなるため、冷ましてから蓋をすることが推奨されています。そこで、容器に詰めた炊き立てご飯の温度を、１０分でどれだけ下げられるか、検証してみました。

　まず、炊飯後に全体を混ぜて１５分蒸らした炊き立てのご飯を用意し、プラスチック容器（縦１０センチ、横１０センチ、高さ５センチ）５つと皿（直径２０センチ）２枚に、それぞれ２００グラムずつ入れました。比較は、容器に（１）蓋をして放置（２）蓋をせず放置（３）蓋なしでうちわで２分あおぐ（４）蓋なしで扇風機の風を当てる（５）蓋なしで保冷剤の上に置く－と、皿に入れて（６）放置（７）うちわで１分あおぐ－の計７パターンで行いました。

　炊き立てのご飯の温度は８５度です。１０分後の温度を測定したところ、最も下がったのは（７）、（６）の順で、皿に入れたご飯の温度が早く下がりました。容器に入れたものは、（４）が最も早く下がりました。

　次に前後の重量を量りました。減ったのは、水分が蒸発した分です。減少重量が最も多かったのは（４）、少なかったのは（１）でした。