クルマ好きの自由研究にオススメ! プルバックカーを作ってみよう

毎年、夏休みの宿題に頭を悩ませていませんか? 時間がなくて、結局ほとんど親が作ってしまった……なんてことも少なくないかもしれません。長い夏休みは、いろんな経験を通して子どもの成長を促すチャンス。そんなクルマ好き親子にオススメしたい、オリジナル工作のアイデアをご紹介します。

身近な材料を使って工作にトライ!

<用意するもの>
・牛乳パック(1000ml)……1本分
・ペットボトルのフタ……4個
・輪ゴム……2本
・竹串……2本
・つまようじ……1本
・折り紙……適量
このほか、ハサミ、セロハンテープ、カッター、目打ち、プラスチック用ボンドなど。

工作に使う材料は、どれも身近なものばかり。牛乳パックは、洗剤でしっかり洗ってよく乾かしたものを使いましょう。タイヤとして使うペットボトルのフタは、色によってずいぶん雰囲気が変わります。好きな色のものを集めてくださいね。

牛乳パックの底を利用すれば、子どもでも簡単に作れる!

達成感を持たせるために、親のヘルプは最小限におさえたいところ。牛乳パックの底を上手に利用すれば、ハサミでカットする部分がグッと少なくなって難易度が下がります。

<作り方>
1.下書きした線に沿って牛乳パックをハサミで切る。※補強のための「のりしろ」はなくてもOK。
2.車軸を通す箇所に目打ちで穴を開ける。
3.車軸(竹串)の中央に輪ゴムを結ぶ。もう1本の輪ゴムもその後ろにつなげ、先端をつまようじに結んでおく。
4.後輪部分に輪ゴムつきの車軸を通し、クルマのフロントを折り上げて、脇をセロハンテープで貼り合わせる。正面に目打ちで大きめの穴を開け、輪ゴムつきのつまようじを通してセロハンテープで固定する。

最初に牛乳パックにハサミを入れるときは、カッターで少し切り目を入れてあげると切りやすくなります。不器用なハサミの使い方を見るとつい手を出したくなりますが、ここはグッと我慢。難しい部分だけフォローして、サポート役に徹しましょう。

ちょっとくらい形が崩れても、折り紙でカバーすれば大丈夫!

ハサミで切った線が多少ゆがんでいても、濃い色の折り紙で覆ってしまえば大丈夫。折り紙でなく、きれいな色の布テープを使うのもオススメです。

5.フロントガラスとボンネットのあいだに折り目を入れてクルマの形を作り、脇をセロハンテープで貼り合わせる。好きな色の折り紙を使ってクルマ全体を覆う。
6.タイヤとなるフタの中央に目打ちで穴を開ける。フタはかたいので、ケガをしないよう十分注意する。※親が担当してもOK。
7.前輪の車軸を通し、タイヤを装着。タイヤの穴にプラスチック用ボンドをつけて固定する。後輪も同様に取り付ける。
8.好きな飾りをつけて、完成!

後ろのタイヤに輪ゴムを巻きつけておくと、すべり止めになって動かしやすくなります。

基本形をアレンジして、オリジナルのクルマを作ってみよう!

写真右は手順に沿った完成品。写真左は飾りつけをアレンジしたバージョンです。ご紹介した手順を基本形として、オープンカーにしてみたり、スポーツカーにしてみたりと、オリジナルのアレンジを加えてみてください。

引き方によって、前に進んだ後戻ってくるなど動きが変わるのもおもしろいポイント。車体の底に穴を開けておけば、ゴムが切れてしまったときもメンテナンスができて便利です。

「できた!」という喜びは、きっと子どもを成長させる糧となってくれるはず。ゴムで動く仕組みを理解したり、飾りつけを工夫したりすることで、好奇心や創造力も刺激されます。せっかくの長い夏休み、今年はオリジナルの工作に挑戦してみませんか?

(藤田幸恵+ノオト)

[ガズー編集部]

MORIZO on the Road