2021年7月6日 更新

食中毒を予防するには「つけない」「増やさない」「やっつける」!

食中毒が多く発生する時期になっています。一口に「食中毒」と言っても、その原因や種類、対処法などはさまざま。それぞれの対策や症状を理解して、食中毒を防ぎ、正しく対処しましょう。

1,846 view お気に入り 0
生の魚や貝などの魚介類(ぎょかいるい)が原因となります。

例・さしみ、すし

塩分のあるところで増える菌で、真水や熱に弱い特徴があります。
食後4時間~96時間で、激しいげりや腹痛などの症状が出ます。

◆カンピロバクター

十分に加熱されていない肉(特にとり肉)や、飲料水、生野菜などが原因となります。また、ペットから感染することもあります。

例・十分に火が通っていない焼鳥、十分に洗っていない野菜、井戸水(いどみず)やわき水

乾燥に弱く、加熱すれば菌は死滅します。
食後2~7日で、げり、発熱、はきけ、腹痛、筋肉痛などの症状が出ます。

◆腸管出血性大腸菌(O157やO111など)

十分に加熱されていない肉や生野菜などが原因となります。

例・十分に加熱されていない肉、よく洗っていない野菜、井戸水やわき水

菌には、O157やO111などの種類がありますが、十分に加熱すればふせげます。
食後12~60時間で、はげしい腹痛、げり、血が多くまざったげりなどの症状が出ます。
症状が重くなると、死ぬこともあります。

◆ノロウイルス

 (79532)

カキなどの二枚貝を生や十分加熱しないで食べた場合や、ウイルスに汚染(おせん)された水道水や井戸水などを飲んで感染することもあります。

例・十分に加熱されていないカキ、アサリ、シジミ

熱に弱いので、85度以上で1分間以上加熱。食中毒にかかった人の便や、はいたものから感染することもあるので、さわったら石けんでよく手を洗います。
食後1~2日ではきけ、ひどいげり、腹痛などの症状がでます。

◆E型肝炎ウイルス

加熱不足のブタなどの肉や内臓を食べたことが原因となります。また、海外の地域によっては生水や生ものから感染する場合もあります。

例・十分に火が通っていないブタの肉やレバー

熱に弱いので、生食をさけ、中心まで十分に加熱すればふせげます。
ほとんど症状は出ませんが、一部の人は感染から平均6週間たつと、だるくなったり、ひふが黄色くなったり、発熱したりします。
 (79544)

食中毒予防の原則

食中毒の原因菌を 「つけない」「増やさない」「やっつける」
 (79528)

◆食中毒の原因となる細菌を食べ物に「つけない」

55 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【お弁当対策パート5】お弁当での食中毒をなくそう!傷みやすいおかず・おススメおかずレシピ編

【お弁当対策パート5】お弁当での食中毒をなくそう!傷みやすいおかず・おススメおかずレシピ編

いくら見た目も味もおいしく作ったとしても、食中毒にかかってしまったら大変!お弁当での食中毒を予防するには、傷みやすい食材やおかずを避けることも大切です。こちらの記事では、夏のお弁当にNGな食材やおかず、そして傷みにくいおかずレシピをご紹介します。
ruru | 5,400 view
【お弁当対策パート4】お弁当での食中毒をなくそう!早く粗熱を取る方法

【お弁当対策パート4】お弁当での食中毒をなくそう!早く粗熱を取る方法

お弁当作りの際に、温かいおかずや炊き立てのご飯を冷まさずお弁当に詰めた場合、お弁当箱の中で蒸気が水分となり、食材の傷みの原因になるといわれています。なので、お弁当の粗熱を取ってからふたをするのが大切となってくるのですが、忙しい朝にはどうしたら効率的なのでしょうか?
ruru | 26,059 view
【お弁当対策パート3】お弁当での食中毒をなくそう!お役立ちグッズ編

【お弁当対策パート3】お弁当での食中毒をなくそう!お役立ちグッズ編

お弁当の傷みや食中毒が気になる時期がもうすぐやってきます。今回は、お弁当の食中毒対策グッズをご紹介します。急に暑くなって慌てることがないように、今のうちから準備しておければいいですね。
ruru | 3,138 view
【お弁当対策パート1】お弁当での食中毒をなくそう!お弁当の中身編

【お弁当対策パート1】お弁当での食中毒をなくそう!お弁当の中身編

お弁当は、作ってからすぐに食べられる家での食事より、食中毒の危険性が高まります。せっかく心を込めて作ったお弁当で、食中毒を起こしてしまったら本当に悲しいですよね。こちらの記事では、食中毒にならないお弁当のおかずや詰め方などをご紹介します。
ruru | 915 view
夏のお弁当は食中毒に注意!傷みにくいお弁当を作るコツ

夏のお弁当は食中毒に注意!傷みにくいお弁当を作るコツ

気温が高い夏は、食中毒が起こりやすい時期。特にお弁当は心配ですよね。こちらでは、 傷みにくいお弁当を作るコツを紹介します。ちいさなことでも、ひとつひとつを積み重ねることから、食中毒の発生を抑えることができます。
ruru | 4,106 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

ruru ruru

おすすめの記事

今注目の記事