2021年8月10日 更新

子どもの水辺の事故に注意!「川遊び」における注意点とは

コロナ禍で迎える2度目の夏。今年も、感染症対策で海やプールの利用に制限がかかっているところが多いですね。この影響で、川や池などで子ども達が遊ぶ機会も増えるのではないでしょうか。実は子どもの水難事故の約半分が、川で起きています。今回は、夏の川遊びで気をつけたいポイント、万が一の時にどのように対処するかをお届けします。

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川は基本的に上流から下流に流れていますが、地形や川底の岩などによって、非常に複雑な流れを作り出しています。

一見緩やかな流れの浅瀬でも、急に深くなったり、大人でも立っていられないほど流れが強くなったりすることもあります。

蛇行している川では、カーブしている川の外側(淵側)は深くて流れが早くなりやすいため、子どもにはカーブの内側(岸側)で遊ぶように呼びかけましょう。
また、堤防やテトラポットなどの人工物付近はとくに注意が必要です。

コンクリートの隙間に足を挟まれて動けなくなったり、水流に巻き込まれて溺れてしまったりという事故が相次いでいます。
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◆川底はとにかく滑る!障害物にも気をつけよう

川の危険性は急激な流れによるものだけではありません。

実は川での水難事故の多くは、大人の膝下にも及ばないくらいの浅瀬で起きているんです。

その原因は、川が「滑る」ということに関係しています。
川は歩き慣れていないと、必ずと言っていいほどすぐに滑って転びます。

慌てて起き上がろうとしてもなかなか起き上がれず、パニックになって水を飲み溺れてしまうということが多いようです。

必ず滑りにくい川遊び用のウォーターシューズを履かせるようにしましょう。

また転んだときは慌てずに、手足の力を抜いて浮かぶことを教えるのも大切です。
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◆深みが急に来る

川には深みができていることがあります。

魚などに気を取られて深みにはまると危険です。
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泥がたまっているところもあります。

大きな石のまわりは深くなっていることがあります。
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安全な川遊び場の条件

まず、流れに入って安心して川遊びのできる場所の条件について確認してみましょう。


1 監視員、できれば河川専門の救助員がいること

2 水遊びする場所が決まっていて、ロープでその範囲が区切られていること

3 流れの速さはゆっくりであること

4 大人のひざ下くらいの水深であること
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子どもに川遊びをさせるときの注意点5つ

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