2022年5月28日 更新

小3はギャングエイジ?難しい時期の子どもとのかかわり方とは

先日小3の息子の学校で懇談会があり、その際に「ギャングエイジ」という言葉を初めて聞きました。世のママパパが気になる反抗期の始まりともいえる年代で、子どもとのかかわり方で非常に重要と言える概念だそうです。今回は、多感な時期を迎えつつある息子との生活の様子を交えながら、ギャングエイジの特徴について解説します。

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男の子と女の子では、ギャングエイジとしての行動に差が出ることもあるようです。

男の子は、調子に乗って羽目を外して大けがしてくることも。よその車を傷つけたり、通学路とは全然違う道を通ってみたりと、予想もつかない行動を起こすことがあります。まさに「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」状態。考えただけでもぞっとしますね。

一方の女の子は、作られたグループ内の規律や雰囲気を重視する傾向に。少しでも外れたことをする子がいると無視したり、仲間外れにしたりと、いじめに近いような行動をとることもあります。女の子特有の「グループ至上主義」の始まりともいえますね。

本人たちに悪気がなくても、知らないうちにいじめの加害者になっていることもあるため、親としては心配が尽きないでしょう。

ギャングエイジ世代の子どもとのかかわり方

では、この時期の子どもとどのように関わっていけばいいのでしょうか。

正直なところ正解はないでしょうし、いつも上手く関われるとは限りません。私も自信がないです。それでも、子どもの成長を見守るつもりで親も頑張っていかないといけませんね。

ここでは、ギャングエイジ世代とのかかわり方を解説します。

子どもの変化を見逃さないように努力する

ギャングエイジ世代になってくると、親との関係性は微妙に変わってくるものです。

前述のとおり、今までにない言葉づかいをしたり、コソコソと何か企んでいるような素振りを見せたりと、ちょっとしたサインが見えることもあるでしょう。

そのサインを見て先回りして叱ったり、いうことを聞かせようとするのではなく、まずはその変化を受け入れるつもりで見守ることが重要です。強烈な自我の芽生えでもあり、社会性を肌で学ぶ機会でもあるため、親がその芽を握りつぶしてしまわないように気を付けましょう。

ただ、いじめに発展しそうなケースでは、子どもの思いを否定せずに丁寧に話を聞いてあげる必要もあります。友達の話をしなくなった、学校に行きたくないような態度を見せるなど、気になる行動がないか見守っていてあげましょう。

つかず離れず、子どもの様子をしっかり見ていてあげることが重要です。

私はつい先回りしたくなる性格なので、最近は頑張って自分を抑え込んでいます…。息子はちょっと(かなり?)ボケーっとしたところがあるので、あれこれと確認したくなってしまうのですが、今の時期はぐっとこらえてナチュラルに話を聞こうと頑張っているところです。

「困った時は相談してね」という姿勢を見せ続ける

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どんなに強がっても、どんなに悪ぶっても、実際にはまだ判断力や世の中の知識には乏しい子どもであることは間違いないです。

行動次第では予想外のトラブルに巻き込まれそうになったり、友達との関係に悩んだりすることもあるでしょう。そんな我が子に対して「何を言っても、今はギャングエイジだから話にならない」とあきらめず、常にサポートしたいと思っていることを伝えるようにすることが大切です。

我が家でも、少し前にちょっとしたトラブルがありました。
息子が友達に突然暴言を吐かれたことがあり、本人としては汚い言葉を浴びせられてショックな気持ちと、「何であんなこと言われたのか分からない」といった困惑と疑問、怒りなど、今までにないほどたくさんの気持ちを抱え込んで帰ってきました。

大きな進歩は、それを親にちゃんと話したこと、どんな気持ちか自分の言葉できちんと表現したことです。そして、息子の気持ちをただまっすぐに受け取れた、私たち親の方も進歩していました。

もう以前のようなお世話が必要な子どもではないんだな…と思いつつ、親子でいろいろ話した結果、翌日その友達とも話して謝罪を受け、今は問題なく仲良くできているそうです。

困った時に頼れる場所、傷ついても帰って来れる場所を作れるのは親だけ。その思いを忘れずに、日ごろからコミュニケーションを絶やさず生活するようにしましょう。

「ギャングエイジ=ゴールデンエイジ」という発想も!

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その言葉も相まって、ギャングエイジ世代は悪い印象ばかりが先行しがち。ただ、逆転の発想で将来的に大きな成果を得られるのもこの時期なのです。

ギャングエイジ世代は集団生活の中に強いこだわりを感じる時期なので、スポーツや習い事などの友達グループ以外の環境に置くことも一つの手段。
この時期は「ゴールデンエイジ」とも呼ばれ、プロスポーツ選手など各界の一線で活躍する人たちは、ゴールデンエイジの過ごし方が人生を分けたと感じる人が多いそうです。

ギャングエイジの特徴を活かすことで、今の時期をただのプチ反抗期ではなく、子どもにとって最高の時期に切り替えることもできるのです。
子どもの興味がありそうな習い事やスポーツチームを探してみてもいいかもしれませんね。

息子はサッカーと絵を描くことが好きなので、サッカーチームや絵画教室を勧めてみました。
しかし、「サッカーは選手になりたいわけじゃない」「絵は自分で好きに書きたい」と言われて撃沈。
自分の気持ちをしっかり言えるようになったからOKとして、もう少し様子を見ることにしました。

まとめ

ギャングエイジと聞くと、不良や非行を思わせる物騒なイメージになりますが、実際には子どもの成長に欠かせないもの。親としては頭が痛くなるような行動ですが、常に見守ることでたくさんの経験をさせてあげることが大切です。

なかなか親の思うように進まない子育てですが、そろそろ相手を一人の人間として尊重しつつ、自分の世界で自分で生きていけるようにサポートに回る時期に来ているのかもしれませんね。
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佐野未来 佐野未来

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