2022年5月28日 更新

小3はギャングエイジ?難しい時期の子どもとのかかわり方とは

先日小3の息子の学校で懇談会があり、その際に「ギャングエイジ」という言葉を初めて聞きました。世のママパパが気になる反抗期の始まりともいえる年代で、子どもとのかかわり方で非常に重要と言える概念だそうです。今回は、多感な時期を迎えつつある息子との生活の様子を交えながら、ギャングエイジの特徴について解説します。

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ギャングエイジとは?

小学校3年生ごろから始まる行動

ギャングエイジについては、文部科学省のHPにも下記のような記載があります。
集団の規則を理解して、集団活動に 主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる 一方、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団 が発生し、付和雷同的な行動が見られる。
国の公的機関でも言及されている概念というわけですね。おおむね9歳以降と定義されていて、小学校3年生ごろにあたる時期に起こるものです。

この時期には、友達同士で5~6人程度のグループを作り、強い仲間意識を持って行動するようになります。価値観やルールを仲間内で共有し、他からの干渉を受け付けないような組織を作って行動するようになるとされています。

学生生活における「派閥」「グループ」の始まりといえますね。

ギャングエイジ世代の行動や思考は、親にとってはコントロールがきかず困った事態に感じられます。しかし、子どもの成長にとっては大事な過程でもあるのです。

グループ内である程度ルールを決めていて、価値観を理解し合うことから社会性や協調性を学ぶのに必要不可欠。まだコミュニティが狭い子どものうちに経験しておくといいという見方もできます。

必ず全員に現れる行動ではない

ただ、こうした行動は、この時期の子ども全員に必ずあるわけではありません。
ギャングエイジ特有の行動がない子は、聞き分けが良くて一見問題なさそうに見えますが、本来経験すべき過程を踏んでいないので大人になってから苦労することもあるとか。

一人で遊ぶことが多い子や、習い事や塾などで忙しくて遊ぶ暇がない子などは、ギャングエイジの特徴が現れないことも多いようですね。

我が家の息子は、小学校入学の前年に引っ越してきた関係で、地元の長い付き合いの友達がいない状態でした。さらに、入学時はコロナによる一斉休校の真っただ中。学校内の限られた時間しか触れ合うこともなく、そのまま3年生になってきてしまった印象です。

実際、友達はたくさんいるようなので安心していますが、外に友達と遊びに行くことはほとんどありません。「行ってきていいよ」と言っても「家で絵をかいたり、妹と一緒にゲームしてた方がいい」といって、出ていく素振りもなく…。

ちょっと心配ではあります。

ギャングエイジ世代の子どもの特徴は?

成長過程で必要と分かっていても、実際我が子のふるまいを見てショックを受けることもあるかもしれません。まずは、どんな行動が見られるのかを事前に理解しておきましょう。ある程度の心構えを持っていれば、必要以上に悩まないで済みます。

ここでは、ギャングエイジ世代の特徴を解説します。

友達と決めたルールや秘密の方が優先

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大人の言うことよりも、友達とのルールを最優先にする傾向にあります。自分たちで作ったグループの世界観が全て…といったところでしょうか。

門限など、おうちの人との約束を破ったり、ちょっと危ないことをわざとやったりするといった行動が見られることもあります。「うっかり間違えた」というよりも、様子を見ながらやってみるといった確信犯的な行動なんでしょう。

親としては寿命が縮まりそうな思いをしそうですが、自分の子どもの頃を思い返すと心当たりがないわけではない…。
個人的には、頭ごなしに叱るのも気が引けるのが実情ですね。

言葉づかいが荒くなる

「ババア」「うるせぇ」など、耳を疑うような言葉を言うことも多いようです。特に男の子は、そういった言葉がかっこいいと思う年代。言いたくてうずうずしているような感じなのでしょうか。

親としてはショックだが、これはもう仕方ないのでしょう。特に男の子は覚悟しておいた方がいいですね。「そんな言い方ダメでしょ!」と怒っても逆効果になりそうですし。

我が家の息子は、そこまで言葉づかいは荒くありません。周りの子がたまに言っているのを聞いて「あれは良くないよね」と言っていたので、嬉しいような、また心配なような微妙なところです。

とはいえ、ゲームで失敗すれば多少の悪態をつくこともありますし、ほんのたまに親に向かって「何でそんなこと言うんだよ!」と突っかかってくることもあります。程度の差はあっても、少しずつ反抗期に近づいているんだろうと推測する毎日です。

性別によって違う行動が現れることも

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佐野未来 佐野未来

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