突然、訪れた約1カ月間の「長い春休み」を、どう過ごせばよいのでしょうか。保護者の心構えは? 子ども4人を東大理Ⅲに合格させた「佐藤ママ」こと佐藤亮子さんからのアドバイスです。
とにかく保護者が動揺しないことです。バタバタしてはダメだし、そのような姿を子どもに見せてはいけません。長い人生を生き抜くには、一筋縄ではいかないということを教えるいい機会なのです。常に平穏無事なんてことはないのだと、未来を生きていく子どもたちに伝えるのに、今回のことは良い教材となります。
非日常的な出来事が起こった時にどう対処するのか。大人が落ち着いた姿勢を見せなければいけません。いま起きていることの具体的な情報を集め、冷静に判断し、何が一番大切なのか、何をまず優先させるべきなのか、落ち着いて考えるべきだと思います。まず、いついかなる時も、最優先させるべきは「命」だと、子どもに話してください。