2017年2月13日 更新

世の中には色んな子供がいます。障害を持って生まれてきた子もそうでない子もみんな違ってみんないい。

ひとりひとりみんな違う。その子に合った育て方があります。もし「普通じゃない!」何て言われても絶対に気にしないで。

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発達障害の治療法

●心理教育と環境調整療法
ほとんどすべての発達障害者は、自分のさまざまな問題行動や精神疾患は、自分の性格や努力不足、家庭環境やトラウマのせいだと思っています。もともと脳に機能障害があって、それが原因で起きているとは思ってもいないのです。このため、「自分がこうなったのは親のせいだ」などと周囲の人に怒りや憎しみを向けてしまいがちです。その結果、ますます周囲とのあつれきがひどくなり、いっそう問題を深刻なものにしてしまいます。
 このため、大人の発達障害の治療では、あなたの発達障害は、あなたの性格や家庭環境などが原因でおきているわけではなく、もともと脳の発達のアンバランスで、それが原因で起きているということ、だから心の問題ではなく、脳の問題であり、適切なカウンセリングや投薬治療を受ければよくなるということを理解してもらいます。それによって適切な治療を肯定的に考えられるようになります。
●薬物療法
大人の発達障害、特にADHDやアスペルガー症候群には薬物療法は効果的です。薬物療法は患者の脳の機能を以前の状態に回復させるために使用しますが、大人の発達障害でも、多くの場合、脳の機能の回復に効果があります。発達障害に効果のある薬はいくつかありますが、その人の症状に合わせて使用されます。
・SSRI(選択的セトロニン再取り込み阻害薬)
セトロニンの再取り込みを阻害して作用する薬で、大人では一般にうつ病に用いられる薬です。
・バルプロ酸
てんかんの治療によく使われます。近年は躁うつ病の治療に用いられますが、発達障害にも有効です。
・抗精神病薬
主に低機能自閉症や問題行動をともなう知的障害者の治療に用いられます。
治療法も色々あるようですが1人1人その人に合った方法でするのが効果的だそうです。障害があるのは親のせいだと言われたりしたら親はとても悲しいでしょうね。でも親のせいではなく産まれた時から脳に何らかの障害があっての事だそうです。原因についてはいまだにわかってないとのことです。
発達障害を理解する

診断名への誤解
・ 軽度発達障害は、軽い障害である
・ 知的障害を伴う自閉症は、発達障害にはふくまれない
・ 広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(AD/HD)だけが発達障害だ

 以前は、知的な遅れを伴わない高機能自閉症、アスペルガー症候群(Asperger syndrome)、学習障害(LD:Learning Disorders,Learning Disabilities)、注意欠陥多動性障害(AD/HD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)などを「知的障害が軽度である」という意味で「軽度発達障害」と称することがありました。しかし、知的な遅れがない人の中にも、その他の部分で重篤な困難さをもっている場合があります。そのことから、「障害そのものが軽度」と誤解される可能性を危惧して、最近では「軽度発達障害」ということばは、あまり使われなくなってきています(平成19年3月に文部科学省から「軽度発達障害」という表現を、原則として使用しない旨の通達が出されました)。
 発達障害は、知的な遅れを伴う場合から知的な遅れのない人まで広い範囲をふくんでいます。知的障害を伴っていても、自閉症としての理解に基づいた支援が必要である場合も多いことに留意すべきです。また、発達障害者支援法は、「その他の障害」について詳しく障害名をあげていませんが、「トゥレット症候群」といった障害も対象にふくまれています。
発達障害は、一見してわかる障害ではないため、さまざまな誤解を生んでしまうことがあるようです。

「発達障害があるように見えないよね?だからこそ大変なんだよね」の考え方で救われる発達障害の人たち

障害(Disability)というのはその人自身にあるものというより、環境側にあるんですよね。環境側の障害、いわゆるバリア(Barrier)です。環境(社会)が、障害のある人が生きやすいようにさえあれば、その人の障害はもはや障害では無くなるんですよね。だから障害のある人を「生きていく上で社会の障害(バリア)に困らされている人」という風に私は考えています。

このバリアを障害のある人の視点に立って解消しましょうというのが、障害者差別解消法の「合理的配慮」です。

発達障害というのは、認知面や言語面、感覚の特異性や運動面、そして社会性やコミュニケーションの発達が一般的な発達と「相対的に比べて違う」障害なんです。「発達しない」わけでも「発達できない」わけでもなく、発達が発達障害ではない人と「違う」という事で、その「違い」に困ってる人たちなんですよ。だからまわりの環境が、発達障害の人たちの「違い」にマッチしたら、発達障害の人の障害は障害では無くなるんですよね。

こんな風に、発達障害というのは、周囲との「関係性」によって困難が現れる障害というわけなんですよね。だからこそ、発達障害の人を取り巻く方々に発達障害のことをもっと知って貰う事が発達障害の人の生きやすさにつながります。

でも、車いすを使っている人にとってスロープの設置が合理的配慮であるような明確な配慮の方法がなかなか発達障害の人に対しては無いんですよね。発達障害の人の場合困っている事が多岐にわたり人によって困っている事も違うので、専門的に発達障害の事を知らない人にとっては「配慮をする」という事がとてもハードルが高くなってしまうんです。

そんな思いから私は、せめて「発達障害があるように見えないよね。でもだからこそ大変なんだよね」という認識が、もっと広がってくれたらなと願っています。

発達障害そのものの難しい事はなかなか理解できにくいかもしれませんが、「発達障害という見えない障害、見えないからこそ困ってる」という事だけはわかって貰えたらなって思います。

発達障害の人の二重の困難の一つ「周囲からの誤解からくる困難」によって苦しむ場面が少しでも軽減されるよう、ご理解いただけたら嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。
発達障害の人達は見た目は障害があるように見えない方が多いみたいです。なので周りから理解されにくいそうです。 ですから色々な誤解によって苦しむ方がたくさんいると思います。 そういった誤解をこれからは少しでも世の中の皆様に知っていただけたら嬉しく思います。
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