他にも、エレベーター内や電車・バスでの移動中、自動車運転中のときなど、自分の生活と照らし合わせて、それぞれの状況での身の守り方を確認しておきましょう。
エレベーターでは
最寄りの階で停止させ、速やかにエレベーターから降りるようにする。
街にいるときは
ブロック塀や自動販売機など倒れてきそうなものから離れる。看板、割れた窓ガラスの破片が落下することがあるので建物の周囲から急いで離れる。
山やがけ付近にいるときは
落石やがけ崩れが発生しそうな場所から急いで離れる
自動車運転中のときは
あわててスピードを落とさず、ハザードランプを点灯させながら徐行し、周りの車に注意を促す。周囲の状況を確認して道路左側に停車させる。エンジンを止め揺れが収まるまで車内で待ち、揺れが収まったら、ドアをロックせずキーをつけたまま車外に出て、安全な場所へ避難する。
電車・バスに乗車中のときは
つり革、手すりなどにしっかりつかまり、車外に投げ出されないように気を付けるとともに、車掌または誘導員の指示に従う。
家具が動いてしまわないように準備
地震が起きたときに心配なことのひとつが、家具が倒れてくるなどして起こる二次災害。家具の配置や、落下・転倒防止器具を使うなどして、減災を心がけたいものです。
タンス
床側をストッパーなどで固定し、天井側はポール式器具で固定する
食器棚
L字型金具やワイヤーなどで壁に固定し、開き戸には開かないように留め金を付ける
本棚
L字型金具やワイヤーなどで壁に固定し、重い本は下の段に
テレビ
粘着マットを敷いて転倒を防ぐとともに、機器の裏側をワイヤーなどで壁やテレビボードに固定する
冷蔵庫
裏側をワイヤーなどで壁に固定する
窓ガラス
強化ガラスに替えたり、飛散防止フィルムを張ったりする
持ち出し袋の準備
災害が起きて、避難時に持ち出すカバンにはどんなものを入れれば良いのでしょうか?避難時には重たい荷物を運ぶことができないので、必要最低限のものをリュックサックなどに詰めて持ち出せるようにしたいですね。
懐中電灯や笛、防災頭巾などすぐに必要になりそうなものは、枕元においておくと安心です。
懐中電灯や笛、防災頭巾などすぐに必要になりそうなものは、枕元においておくと安心です。
備蓄には何が必要かチェック!
緊急の持ち出し袋以外にも用意しておきたいのが、備蓄品。非常食や飲料水を始めとして、避難所での生活で必要になるかもしれないアイテムもまとめておきたいところです。特に食品や飲料水、電池などはしばらくすると悪くなってしまうので、定期的に見直しをすることも重要です。