2022年4月17日 更新

経験者が解説!中学受験を親子で成功させるための心得とは

わが子に中学受験をさせようか迷っている人はいませんか? 中学受験を実施している学校のほとんどが中高一貫校なので、最初に頑張っておけば思春期の大事な6年間を同じ環境で過ごすことができるなど、メリットの大きさからも注目されています。 今回は、親子で取り組む中学受験の心得について考えてみます。 中学受験して私立に合格した経験のある私の経験談も含めて書いていきますよ!

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体調管理を徹底する

日頃から気を付けておきたいのが体調管理。
受験シーズンが近づいたら気を付ければいいと思いますが、実際には塾通いを始めた時からしっかり気を配っておくことが大事です。

日中は学校に通い、夕方からは塾に通いうというハードな生活になれば、誰でも当然体調を崩すことはあるでしょう。
ただ、その原因が食事を疎かにしたり、きちんと休養を取っていなかったりすることにある場合は、生活の土台をしっかり整える必要があります。

また、体調不良で勉強が進まなかった時期があると、塾に復帰した後に追いつくのが大変。お子さんを追い詰める原因にもなるため、家族全員で規則正しい生活を送るようにしましょう。

生活リズムの乱れについては、お子さん本人がダラダラしてしまうケースもありますが、真面目に頑張りすぎて睡眠時間を削って勉強してしまうケースもあります。
日々の様子をよく見つつ、適度に休憩や息抜きができるように目を配ってあげましょう。

「なぜ受験するのか」を明確にしておく

そもそも、お子さん自身が受験を希望していなければ勉強の継続は難しいでしょう。

親の意向だけで公立に行かせたくない・自分の出身校に入れたいなど、親主導で決めてしまった受験は長続きしません。
中学受験については、お子さん自身が受験することに前向きなことや、志望校に合格した後の学校生活に希望が見いだせていることが絶対条件です。

私自身も中学受験をして、私立の中高一貫校に入学した経験があります。
私は地元の小学校になじめず、今思い出しても楽しい思い出は片手で数えるほどしかありません。
そのため、親から「勉強は大変だけど、違う学校に行ってみる?」と聞かれ、二つ返事で中学受験を決めた経緯があります。

小学生に受験するか決められるの?…と思う人もいるかもしれませんが、もう立派に自分の道を決められる歳です。
子ども扱いせず、お子さんと「なぜ受験するのか」をしっかり話し合ってから開始しましょう。

塾任せにせず、親もしっかりサポートする

中学受験に必要な知識や勉強法はレベルが高く、プロの講師にお任せしてこそ機能するものもたくさんあります。
しかし、だからといって親がノータッチで送り出しているだけでは成功しません。

塾と全く同じようにできないとしても、自宅で勉強する時の環境をしっかり整えてあげることが重要です。
また、塾の授業内容でつまづいているのに気づいたら、放置せずにお子さんの話を聞き、講師に相談するように促したり、時には親も一緒に調べて問題解決にあたる必要もあります。

要は、親子で取り組んでいることを意識するということです。
お金や食事を提供しているだけでは、本当の意味でお子さんの支えにはなりません。

私も塾がつらく感じることもありましたが、両親が私も気持ちをよく聞いてくれたので頑張って来れました。
時には「つらかったら辞めてもいいよ」とまで言ってくれましたが、その度に「頑張る!」と自分で決めて最後までやり遂げることができました。

知識は塾が補填してくれますが、絶対的に安心できる場所を提供できるのが親しかいません。
そこまでケアできると確信があるなら、中学受験はきっと成功するでしょう。

まとめ

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中学受験は、お子さんの一生を左右しかねない大事なイベントです。
志望校合格への道のりは長く険しいものですが、合格できた時の喜びは格別!
何年も続けてきた努力が報われることは、お子さんにとって大きな自信となります。

塾選びも大切ですが、一番大事なのは親子の絆かもしれません。
どんな時もしっかり支え、お子さんの心強い味方であり続けることができれば、より良い結果を得られると思います。

一度お子さんと将来について話し合って見るといいかもしれませんね。
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佐野未来 佐野未来

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