虫よけスプレーの選び方
夏にになると欠かせない虫よけスプレー。普段のお出かけや公園、アウトドアで蚊に刺されないように対策するなら必須アイテムです。虫よけスプレーには様々な商品がありますが、皆さんは何を基準に虫よけスプレーを選んでいますか?
実は虫よけスプレーには成分の違いによって子どもでも安心して使えるものとそうでないものがあるんです!そこでまずは、虫よけスプレーの成分の違いについてご紹介します。
虫よけスプレーは大きく分けて3種類
虫よけスプレーは含まれている有効成分の種類から3つに分類されます。その一つ一つには特徴があり、メリットとデメリットもあります。
ディート
虫よけスプレーの中でも最も一般的なのがディートと呼ばれる成分を含んでいるものです。虫よけとしての効果は抜群なのですが、刺激が強い分、人体への影響も大きいのが気になるところです。というのも、このディートは12歳未満の子どもの使用には制限もかかっている成分。子どもが安心して使える虫よけを探すなら避けたい成分なのです。
薬局で売っている虫除けスプレーには、「ディート」という薬品が含まれています。ディートは元々、第二次世界大戦直後に、蚊を媒介にしたマラリア感染から兵士を守るためにアメリカ軍が開発したものです。その後、市販の虫よけ剤にも使われるようになり、世界中で普及しましたが、近年ではその有害性が指摘されています。傷口や唇などに触れた場合体内に取り込まれる上、使いすぎたり、他の薬品と併用すると神経障害などを発症することがあると言われており、カナダなど一部の国では小さな子供への使用が厳しく制限されています
イカリジン
イカリジンは2015ねんから日本でも認可された比較的新しい成分。もともとは1980年代にドイツで開発されました。虫よけの効果としてはディートと同じくらいですが、皮膚へは低刺激。そのため、子どもでも制限なく使用が可能です。
従来からある虫よけ成分の「ディート」は、12歳以下のお子様には、年齢に応じて1日に使用できる回数に制限がありましたが、「イカリジン」にはそれがありません。そのため、小さなお子様からお年寄りまで安心してお使いいただけます。