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ある程度血が止まったことを確認したあと、傷のある場所の周辺から全体にラップをかぶせて、サージカルテープ(医療用のテープ)などで固定します。
もし、サージカルテープが自宅になければ絆創膏での固定でも大丈夫です。
このとき、傷口自体にテープがかからないようにラップは少し大きめにスペースをとり、隙間から空気が入らないようにぴったりと貼り付けてください。
傷の乾燥を防ぐという意味で、傷口に白色ワセリンを薄く塗ってからラップを当てると良いとも言われています。
ヤケドの場合や擦り傷などで、ヒリヒリと痛みが強いときはワセリンを塗って空気から保護してやることで痛みがスッと消えるので便利です。
白色ワセリンはただの保湿剤であって鎮痛等の特別な薬理効果があるわけではありませんが、乾燥から守られるために痛みが引くようです。
その3、毎日2~3回ラップを交換する
ラップは傷ができたあと1日2〜3回の頻度で交換しますが、交換のときにも傷口は水道水でさらっと洗うだけにして消毒などはしなくて良いんです。
注意点!!
アレルギーをお持ちの方は、食用用のラップを使っても基本的には問題なく効果的だといわれていますが、ラップのほか絆創膏やサージカルテープなどの影響で周辺の肌荒れを起こすこともあるので、痒みが出たら使用を止めるようにしましょう。
また、このラップでの治し方は浅い擦り傷以外の怪我に使うと悪化させてしまう可能性もありますので、血やジュクジュク浸み出す液体が止まらない深い擦り傷のほか、大きな切り傷や火傷などには利用せず、きちんと医師の診断を仰いでください。
以下のような場合は、病院で医師の診断を受けてください。
深い刺し傷や切り傷(特に錆びた釘などを踏んだ場合)
大きな傷
動物のかみ傷
汚染が強い傷
ギザギザした傷(血の巡りが悪い組織が残っている傷)
化膿した傷
出血がなかなか止まらない場合
糖尿病や動脈閉塞症など傷の治りが悪くなるような持病がある場合
副腎皮質ホルモンや免疫抑制剤など免疫力を低下させる薬を飲んでいる場合