2020年11月4日 更新

本当に必要な防災グッズとは?選び方とおすすめ品

防災グッズのリストを見ると、かなりの数がありますよね。本当にこんなにそろえた方がいいの?全部使うの?という疑問がわいてくるのは不自然なことではありません。今回は、実際に被災した方々のお声も交えて、防災グッズについて考えてみたいと思います。

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家族分用意したけど、とても重くて避難所には持ち込めなかった、そもそも自宅には布団があるから自宅避難には使わない、という声が聞かれました。

一方、熊本地震では、車中泊をされていた方が一番使用した防災グッズだったと語っています。

どのように、どの場所で避難生活を送るのか、どこで眠るのか、によって違ってきそうですね。

防災グッズでいらなかった、と語られているもののまとめ

被災者が「備えていたけど必要なかった」と口をそろえる防災グッズは次の6個。

① コンパス

② ロープ・ヒモ

③ ティッシュペーパー

④ 新聞紙

⑤ テント

⑥ 小型発電機


防災グッズは必要最低限をまず備え、余裕があれば「あると便利なグッズ」を備えましょう。
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筆者の体験談

かく言う私も、東日本大震災で被災しました。

自宅まで津波が来て床下浸水、電気は一週間、ガス水道はひと月止まっていました。
避難所で3日間過ごしました。

その時の体験からお話させていただきます。
あくまでも私の場合ですので、参考までに読んでいただけたらと思います。
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避難所では、水、食料などの支援物資は存分とはいきませんが、ある程度いただけたので、避難所にいる限りはそのあたりは困りませんでした。

ただ、手をあまり洗うこともできず、紙コップをひとつしかもらえませんでしたので、食事の時も歯磨きの時にもそれを使っており、あまり洗えず、衛生状態はとても良いとは言えませんでした。
避難所に残っていいのは津波で自宅を流された人だけ、自宅がある人は帰るように促され、自宅に戻りました。
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水の給水はすぐに始まっていましたが、水を入れてもらってくる容器がありませんでした。

自宅にあった魔法瓶、水筒、新しいごみ袋など、考えつくものはすべて入れ物にして給水所に持っていきました。

そのうち、ペットボトルの支援物資などをもらい始め、空いたペットボトルが溜まってきたので、それにも入れて水を持ち帰るようになりました。

卓上コンロ(ボンベ)、お米、水さえあれば何とか数日は食つなぐことは出来ます。
なので、最低限この3つは常に自宅に置いておいてほしいです。

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それからガソリンです。
車の中で暖をとったり、ラジオを聞いたり、水や配給を取りに行ったりと車を使っていました。

幸い、私の車はガソリンが半分ほど入っていました。
夫の車は前の日に給油したばかりでしたが、津波に流され、その車からガソリンを抜こうと試みましたが出来ませんでした。

自転車で移動もしましたが、津波で流されたがれきが道路に散乱しており、それですぐにパンクし、使い物になりません。

近所の方に、車のアクセサリーで携帯が充電できるコードを借り、それが本当に助かりました。

あの経験があるので今は、ガソリンが半分になったらすぐに給油するようにしています。
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それからホッカイロですね。

給水所でも、食料の配給を待つときも、ガソリンを給油するときも、消防署で携帯を充電してもらうのにも、とにかく並ばなければなりません。それも何時間とかざらです。

寒い時期でしたので、ホッカイロは本当にありがたかったです。
私はたまたま、初売りの景品でたくさんもらっていたのでラッキーでした。
知人にもあげて、ずいぶんと喜ばれました。
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