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蜜蝋 (ミツロウ)とは?
ミツバチが巣を作るために腹部から分泌した蝋(ロウ)のこと。
働き蜂は花の蜜を材料にして体内で蜜を合成して、腹部にある蝋線という器官から蝋を分泌し、蝋線から分泌される蝋と花粉などを口の中で混ぜ合わせて巣を作ります。
働き蜂は花の蜜を材料にして体内で蜜を合成して、腹部にある蝋線という器官から蝋を分泌し、蝋線から分泌される蝋と花粉などを口の中で混ぜ合わせて巣を作ります。
つまりひとことでいうと、「ミツバチの巣」そのもの。
ミツバチという生き物が作るものなので、同じく蝋の原材料となっている石油に比べ生産性が低く、ミツロウは貴重な天然素材と言われています。
ミツバチの巣由来なので、ご想像通りの甘い香りが特徴的です。
蜜蝋の成分
別名、Bee Wax(ビーワックス)やBee's Wax(ビーズワックス)とも呼ばれるミツロウは、ろうそく、床や革製品のワックス、医薬品、化粧品の原料にも使われているんですよ。
成分の内訳として概ね4つに分かれています。
●ワックスエステル(ロウ成分)
●アルコール
●炭化水素
●脂肪酸
実際には生成するミツバチの種類によって多少異なりますが、ワックスエステルの成分は大体70%ほどとなっています。
●ワックスエステル(ロウ成分)
●アルコール
●炭化水素
●脂肪酸
実際には生成するミツバチの種類によって多少異なりますが、ワックスエステルの成分は大体70%ほどとなっています。
他にも、脂肪酸のバルミチン酸、花粉由来のビタミン、ミネラルなど27種類と22種類のアミノ酸、80種類の酵素、ポリフェノール、カロチンなどのさまざまな成分が含まれています。
ミツバチ自身が生成する蜜蝋は白色ですが、蜜蝋が巣になり、時間経過とともにプロポリスや花粉などの成分が入り鮮やかな黄色や黄褐色に変化していきます。
蜜蝋(みつろう)キャンドルとは?
蜜蝋キャンドルは、100%ミツバチの巣だけで作るろうそくとなります。
ろうそくのはじまりは、この蜜蝋キャンドルともいわれています。
ろうそくのはじまりは、この蜜蝋キャンドルともいわれています。