2022年7月28日 更新

子どもの水難事故は河川が多い!川で命を守る方法

子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきました。キャンプや山、川に遊びに行く予定のご家庭も多いことでしょう。子どもの水難事故は、意外にも海よりも川のほうが多くなっています。子どもの命を守るため、こちらの記事を読んで、知識を身に着けてからお出かけいただけたらと願います。

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【海・川・夏休み】🌻サンダルバイバイのうた🍉【アウトドア】安全に水遊び - YouTube

◆サンダルやおもちゃが流されたら、追いかけずにバイバイしよう!これが #サンダルバイバイ です。◆流されたサンダルやおもちゃを追いかけて、溺れてしまう水難事故が毎年おきています。子供から大人まで、そのような事故が毎年起こってしまっているのが現実です。「サンダルは買えても、命は買えません。」・流されたサンダルは、絶...

川で事故が多いのはなぜ?

川の恐ろしさは何でしょうか。

まず、海と違って、監視員やライフセーバーがいません。
川では、自由に遊べる分、安全に対する責任も本人にゆだねられてしまっています。

ところが、子どもに教えなければならない立場の大人が正しい安全対策について教育を受けていないことが多いのです。

◆体が浮かない

海の水は塩分が含まれているので、真水よりも浮きやすいことはよく知られていますよね。

川の水は真水なので、プールの水と同じくらいの浮力では?と思うかもしれませんが、海やプールの状況と川とでは全く違います。

川の水は、激流で岩などに水がぶつかって白く泡だった「ホワイトウォーター」とよばれる箇所があります。
ホワイトウォーターでは空気が40~60%含まれており、相対的に水が軽く、人間の体が重くなるため、沈みやすくなっているのです。
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◆流れが一定でなく、動きにくい

川の水は流れが速く、たとえ膝くらいの深さだとしても動けないほどの力をもっていることがあります。

水が常に動いている川は、川幅、勾配、川床の状況、岩などの変化によって、複雑でさまざまな水の流れが発生します。

特に堰堤(えんてい:河川の水をせきとめるための構造物)のそばでは、「リサーキュレーション」と呼ばれる水の渦ができます。

◆急に深くなる、増水する

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川の水深は決して一定ではありません。
魚を追いかけていたら、流された持ち物を追いかけていたら・・・など、気がついたら深みにはまっていたケースも少なくないようです。

遊んでいる場所の天気がよくても、はるか上流で大雨が降り、一気に増水して流された事例も。水が濁っていると深さが分からなくなることもあるでしょう。

もし天気がよくても、川の水が濁ってきたら異常な増水の危険性があります。
その場合は、水から上がるようにしましょう。

川で事故に遭わないために

内閣府政府広報オンライン @gov_onlineツイッター

内閣府政府広報オンライン @gov_onlineツイッター


#川のレジャー 安全のための5つの注意点


水難の約半数は死亡事故に!子供の事故は「河川」で多発しています。
https://gov-online.go.jp/useful/article/201407/3.html#section3

◆水遊びは、水深膝下までで楽しむ

水遊びは水深膝下までで楽しみましょう。
なぜかと言うと、人は腰より深い川で簡単に流されます。

膝から腰までは要注意です。
膝下の深さであれば、たとえ転倒しても流されることがありません。

親子で遊ぶ時にはお子さんの膝下までの水深で遊び、少し深い方に行ってしまったら、腰に至る前に元の膝下までの深さに戻ります。
次の動画IIを参考にしてください。
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