2021年8月10日 更新

子どもの水辺の事故に注意!「川遊び」における注意点とは

コロナ禍で迎える2度目の夏。今年も、感染症対策で海やプールの利用に制限がかかっているところが多いですね。この影響で、川や池などで子ども達が遊ぶ機会も増えるのではないでしょうか。実は子どもの水難事故の約半分が、川で起きています。今回は、夏の川遊びで気をつけたいポイント、万が一の時にどのように対処するかをお届けします。

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川には魚やカニなど、いろいろな生き物がいて、子供たちには大変おもしろい場所です。

でも、一方では、おぼれるなどの事故があります。

そのため、川で遊ぶときには次のようなことに十分気をつけて遊んでくださいね。
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素朴な疑問「そもそも川って勝手に遊んでいいの?」

川遊び、というと、ちょっと特別な川でなければできない遊びのように思えます。

「遊んでいい川ってどこにあるの?」
「うちの近くにも川があるけど、勝手に遊んじゃダメなのかな」

などなど疑問をお持ちの方も多いと思います。
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たしかに、川に入ろうとしたら柵があったり、「危険」という看板が立っていたり、
釣り人に怒られそうだったりして、川は勝手に遊んではいけないような気もします。

しかし実は、基本的に、川はいつでも誰でも自由に利用して遊んでいいのです。

もちろん責任やマナーは必要ですが、川は誰かのものではなく、皆のものなので、どこの川で遊ぶのも自由。

というのも、川の利用について河川法2条にこんなふうに決められています。

河川は、公共用物であつて、その保全、利用その他の管理は、前条の目的が達成されるように適正に行なわれなければならない。

「公共用物」、つまり皆のものだと、法律で決まっているのですね。

そのため、川で遊ぶことに遠慮はいらないのです(もちろん責任とマナーは必要ですが)。
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川での事故が多いのはなぜ

川での事故が多いのはなぜなのでしょうか。

ここでは、海やプールと川との違いを挙げ、なぜ川が危険なのかを解説します。

◆真水なので体が浮きにくい

海では体の力を抜けば自然と浮きます。これは、海水に塩分が含まれているためです。

一方、川の水には塩分が含まれていないため、海と比べると体が浮きにくいといえます。

万が一溺れたときに発見が遅れる可能性が高くなります。
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◆監視員がいない場合が多い

川が海やプールと大きく異なる点として、常に流れがあることがあげられます。

川は基本的に山から海に向かって流れるという性質上、一定方向に向けての流れがあります。

この大きな水圧によって体が自由に動かせなくなるため、プールと同じように泳ぐことができず、流されてしまうことがあるのです。

◆一定方向への流れがあるため泳ぎにくい

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