2022年6月29日 更新

風水害が起きる前に要チェック! 大雨や台風に備えるために家庭でできること

初夏から秋にかけては、台風や前線の影響で、大雨、洪水、暴風、高潮による自然災害が発生しやすい季節です。突然起こる地震に比べ、台風や大雨、洪水は、気象情報などである程度の予測が可能です。事前に備えるべきこと、そしてその時の行動など、改めて確認しておきましょう。

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ハザードマップを確認して、家の周辺で浸水の可能性がある場所や、土砂災害(崖崩れ・土石流・地すべりなど)の危険性の高い場所を把握しておきましょう。

避難場所(指定緊急避難場所)、避難経路も確認しておきましょう。
過去の台風では災害が迫るとアクセスが集中して、多くの自治体のサイトが閲覧できなくなりました。
あらかじめ印刷しておくと安心ですね!
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◆家の中の備え

・室内からの安全対策
屋根・壁・窓から雨漏りがないか、窓ガラスにひびや欠けがないか、玄関ドアにすきまがないか、を点検。
窓ガラスは、ひびなどがなくても飛散防止フィルムを貼っておくと安心です。

・非常用品の確認
 懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池)、救急薬品、衣類、非常用食品、携帯ボンベ式コンロ、貴重品など

・水の確保
 断水に備えて飲料水を確保するほか、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保します。

◆家の外の備え

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台風や大雨が近づいてきたら、家の外の備えとして、窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく、風で飛ばされそうなものは飛ばないように固定したり、家の中へしまっておきましょう。

傘や物干し竿など飛ばされやすいものは室内へ。
強風で飛ばされると人や家屋に被害を与える“凶器”になるほか、停電の原因にもなります。

風雨が強まってから外へ出るのは危険。絶対に避けましょう。
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◆浸水に備えて土のうや水のうなどを用意する

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土のうは自治体などで配布しているところもあります。土のうの入手が難しい場合は、二重にした大きめのゴミ袋に水をためて作った水のうを代わりに使用しましょう。

水の侵入を防ぐため、玄関などの水の侵入が考えられる場所に、土のうや水のうを設置しましょう。
家の浸水というと、水が玄関などの外から入り込むことをイメージされる方が多いかと思いますが、急激な水位の増加により、洗濯機やお風呂場の排水口やトイレなど、思わぬところから下水が逆流することがあります。

そのために、洗濯機の排水口やトイレの排水口の上に、水のうを置いて塞ぐことで、下水の逆流を抑える効果があります。
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ご紹介した「土のう」「水のう」「止水板」等の浸水対策は、水深の浅い浸水を軽減するものです。雨量や浸水の状況を見極め、危険を感じる前に早めに避難しましょう。
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