ねえなんで?
東日本大震災の時、作者のお子さんは1歳7か月だったそうです。普段と違っている生活の様子にまだ何もわからない小さな子は、ねえなんで?の繰り返し。
「ねえなんで?夕ご飯はおにぎりだけ」
「ねえなんで?パジャマで寝ないの」
「ねえなんで?夕ご飯はおにぎりだけ」
「ねえなんで?パジャマで寝ないの」
アベナオミの防災絵本「ねえ なんで?」 Kindle版
宮城県在住のイラストレーターアベナオミ。東日本大震災当時、長男が1歳7ヶ月でした。津波の被害は無い地域でしたが、ライフラインが止まった自宅で被災生活をしました。大人だけならいろいろ我慢できる、けれど1歳児に状況が分かる訳もありませんでした。そんな長男がどんな気持ちで生活していたのか想像して絵本にしてみました。
地震がおきたら
この絵本の中で、家族で地図を広げて危ないところ、連絡方法、防災グッズを確認したりという場面があります。バラバラになった時の状況なども考えて家族で話し合うことの大切さを教えてくれます。
via www.ehonnavi.net
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けんちゃんは小学3年生。ゆうちゃんは小学1年生。
2人は学校から帰ってきて、避難訓練をしたことをお母さんに話します。地震が起きたときは「しせいを低く」「頭を守って」「動かない」こと。避難するときは「おさない」「はしらない」「しゃべらない」「もどらない」こと(「お・は・し・も」の約束)。
消防士さんから学んだことを口々に報告する2人に、お母さんはびっくりするようなことを話してくれます。それは、昔この街が地震で、建物がたくさんこわれて中がぐしゃぐしゃになったとき、お母さんは小学3年生だったこと。こわれた建物のなかにとりのこされて「助けてー」と叫んだこと。でも消防士さんは、まずは火を消さなければならなかったこと……。
津波!! 命を救った稲むらの火
学校や図書の読み聞かせでよく紹介される有名な実話「稲村の火」です。
稲むらとは刈り取った稲を乾燥させるため積み上げたもの。それに火をつけて村人を津波から救ったというお話です。
稲むらとは刈り取った稲を乾燥させるため積み上げたもの。それに火をつけて村人を津波から救ったというお話です。
via pictbook.info
こちらであらすじが読めます。
津波から人々を救った『稲むらの火』 原作・小泉八雲: CASABLANCA in the Valley
津波から人々を救った『稲むらの火』 原作・小泉八雲,