車中避難は推奨しない?
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、被災生活の手段の一つとして考えられている車中泊ですが、現時点では国をはじめとして、車中泊を推奨している自治体はほとんどありません。
被災時もできる限り自宅で、普段どおりの生活をする方が、心身に負担がかかりにくいという理由からです。
つまり、自宅の安全性を高めることが防災対策の基本といえます。
そのため車中泊に限らず、学校などの一時的な避難所への避難も、あくまで非常手段です。
被災時もできる限り自宅で、普段どおりの生活をする方が、心身に負担がかかりにくいという理由からです。
つまり、自宅の安全性を高めることが防災対策の基本といえます。
そのため車中泊に限らず、学校などの一時的な避難所への避難も、あくまで非常手段です。
via twitter.com
そして、様々な事情があり、自宅で避難生活を行うことができないといった状況にある人が仕方なく避難する場所、それが避難所なのです。
しかし、2016年6月の国会答弁以降は「やむを得ない理由により避難所に滞在することができない被災者」として車中泊避難も認められています。(災害用語では「車中避難者」)
指定の避難所に避難した場合と同じく、「必要な生活関連物資の配布、保健医療サービスの提供、情報の提供その他、車中避難者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならないこと」とされています。
指定の避難所に避難した場合と同じく、「必要な生活関連物資の配布、保健医療サービスの提供、情報の提供その他、車中避難者の生活環境の整備に必要な措置を講ずるよう努めなければならないこと」とされています。
via autoc-one.jp
車中避難を薦めない理由
◆避難者一人ひとりの状態を正確に把握できず、適切なケアが難しい。
◆正確な情報を届けることが難しいこと(食料の配給の場所や時間、入浴所が設置されている場合には、その時間など、特定地域に限ったマクロな情報を得ることが車中泊では困難)
◆エコノミークラス症候群
熱中症
一酸化炭素中毒などの疾患
◆正確な情報を届けることが難しいこと(食料の配給の場所や時間、入浴所が設置されている場合には、その時間など、特定地域に限ったマクロな情報を得ることが車中泊では困難)
◆エコノミークラス症候群
熱中症
一酸化炭素中毒などの疾患
実際は、多くの人が車中泊を選択
車を避難場所として選ぶことの最大のメリットは、大勢が同じ空間で過ごす避難所と違い、家族単位でプライバシーを確保できること。
避難所では子どもがいたりすれば泣き声などで、どうしても周りに気を遣ってしまいます。またその逆もありますね。
また、事前に車中泊用に必要なアイテムをそろえて車内環境を整えておけば、避難生活を快適に過ごすことも可能になります。
トランク等に食材や衣服、寝具、衛生用品といった生活用品を積めることは大きなメリットとなります。
もちろん家族がまとまって動ける移動手段としての機能も大きいですね。
避難所では子どもがいたりすれば泣き声などで、どうしても周りに気を遣ってしまいます。またその逆もありますね。
また、事前に車中泊用に必要なアイテムをそろえて車内環境を整えておけば、避難生活を快適に過ごすことも可能になります。
トランク等に食材や衣服、寝具、衛生用品といった生活用品を積めることは大きなメリットとなります。
もちろん家族がまとまって動ける移動手段としての機能も大きいですね。
車中泊で避難する日常の備え
災害対策として車中泊を考えているなら、事前準備を忘れずにしておかなければなりません。
ハザードマップで地域の安全な場所を調べたり、ガソリンが半分以上減っていたら給油したりするなど、常日頃から防災意識を高くもつことが肝心です。
ハザードマップで地域の安全な場所を調べたり、ガソリンが半分以上減っていたら給油したりするなど、常日頃から防災意識を高くもつことが肝心です。
ハザードマップポータルサイト
国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」です。身の回りでどんな災害が起こりうるのか、調べることができます。