幼児の頃の汗をかく環境が子どもの将来にまで影響があります。暑い季節、クーラーがないと体の小さな幼児には過酷ですが、逆にクーラーが効きすぎている場所にずっといて汗をかかないものよくないのです。
子どもの発汗機能を育てることが重要
子どもが汗をかく姿を見ると、どうしても部屋の温度を低く設定したくなります。しかし、これが子どもの将来の健康に悪影響を及ぼすことをご存知でしょうか。
実は、幼少期に汗をかくことが少ないと、発汗機能が十分に発達せず、体温調節がうまくできない大人になってしまう可能性があります。
学生時代に汗をあまりかけない友達がいました。暑くなると汗をかいて体の体温調節ができないので、体に熱がこもってしまい、辛い。とのこと。
その子は、汗をかかない生活を小さい頃に送っていたそうです。自分の子どには、暑い夏、クーラーの温度設定を高めに設定して、汗を少しかくくらいに温度調節をしていると話していました。
汗をかかないことにより、自律神経のバランスが崩れやすくなるとも言われています。暑い日にはエアコンの設定温度を28℃に保ち、汗をかく機会を意識的に作ることが重要です。
また、赤ちゃんが過ごす床近くは、エアコンの冷気が溜まりやすいので、サーキュレーター等を使って室内の温度管理をしましょう。
幼少期の発汗機能の発達!いつまで?
汗腺の数は生まれたときから変わりませんが、発汗機能が発達するのは2~3歳頃までと言われています。
この時期に適度に汗をかくことで、体温調節機能が成熟し、健康な体を作ることができます。しかし、冷房の効いた部屋でばかり過ごしていると、発汗機能が未発達のままになりがちです。