自然体験ってなぜ大切なの?
子どもには自然体験をさせることが大切といいますが、野外での体験が少ないまま大人になるとどうなってしまうのでしょう?
外で泥だらけになって遊ぶことがないまま、大人になっていった30歳までの人たちを対象に統計をとってみると、他者との関わり合いが非常に苦手で、相手を認めることをせず、争いばかり起こす大人が圧倒的に多かったそうです。
そのほかに、食べ物の味がわからない、屋外では生理的な用が足せない、鶏肉は工場で生産されていると真剣に信じている人もいたそうです。また、キャベツとレタスの違いが判らない若者が増えたという、ちょっと笑えない話も聞かれます。
自然体験って何をすればいいの?
via nacsj.net
いくら自然体験が重要と言っても、子どもを単に自然の中で遊ばせておけばいいというものでもありません。自然のものを遊び道具にして、ぜひママとパパも子どもと一緒に遊んでください。親や友達と自然体験を共有することが、それをより豊かなものにし、人間関係を育むことにもつながります。
自然の中で子どもが一番に関心を寄せるのは小さな虫などの動く生き物たち。ママやパパたちの中には。虫が嫌いで自然の中で遊べないと思っている人も多いのではないでしょうか。
ネイチャーゲームって知ってる?
ネイチャーゲームは米国のナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏によって考案された、“自然界の仕組みをさまざまな感覚を使って体験できる自然体験プログラム”のこと。見る・聞く・触れる・嗅ぐなどの感覚を使って身近な自然を体験します。
家族や友達とネイチャーゲームを楽しみたい!
例えば、「森の福笑い」というゲームでは、木の幹を観察したり触れ合ったりした後に、画用紙で作った目を張り付け、顔を作ります。