2021年10月11日 更新

災害対策!マンションでの水害リスク、水害対策を考える

ここ数年、日本では過去の常識では対応できないような水害が増えています。数年前のタワーマンションの浸水は記憶に新しいところですね。さて、マンションに住んでいる私たちは、どのような被害が想定され、そしてどのような対策を取ればいいのでしょうか?

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水害の可能性についてはハザードマップを確認しましょう。

ハザードマップは国が運営する「ハザードマップポータルサイト」でも確認できます。

洪水や内水のハザードマップは、各市町村が過去の災害の履歴から洪水の可能性を示したものです。

自分の住んでいる地域が水害になりやすいかどうか、事前に把握しておきましょう。

※水災が起きたときに、ハザードマップを見ている方と見ていない方とでは行動に1時間も差がつくと言われています※

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マンションで被害を受ける主な場所

マンションでの浸水は想像以上に恐ろしいことです。

ここでは大きく被害を受ける主な場所を下記の3箇所からご紹介します。

●マンションの地下駐車場
●マンションのエントランス
●マンションの1階•半地下住戸

この3つの場所は、浸水時に被害を受けやすい場所となりますので覚えておきましょう。

これらの場所では、最適な対策をおこなうことで危険な局面を回避できる可能性も大きくなります。
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水災で想定される被害の例

●ベランダからの浸水
●停電と断水のリスク
●エレベーターが使えない
●トイレが使えない
●地下駐車場の車の水没
配電盤のある1階や地下が浸水した場合、停電が発生します。
電気に頼って生活している現代では、停電は非常に大きなリスクです。
令和元年に、タワーマンションの地下部分に設置されていた高圧受変電設備が冠水したことで、エレベーターや給水設備などのライフラインが一定期間使用できなくなる被害が発生し問題となりました。
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マンションは電力で機能しているわけですが、その電力の供給がストップすることによる影響で、真っ先に困難を想像するのがエレベーターでしょう。

タワマンの場合、地上40階前後のものも多く、階段を使った上り下りを考えるだけでも顔が青くなります。
また、大雨で公共下水の処理能力を上回る可能性があり、下水管と水回りの高低差が少なければ少ないほど逆流を引き起こす危険があります。

さらにベランダの排水溝が詰まっていた場合、排水能力を超える雨が降ると浸水が起こることが考えられます。
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