2022年3月10日 更新

宮城県沿岸部在住の東日本大震災での体験談~ライフライン復活まで~

東日本大震災時、宮城県沿岸部在住・筆者の自宅では、ライフラインの復旧まで、電気が一週間、水道・ガス・固定電話がひと月かかりました。こちらの記事では、私がこの間、どのように過ごしていたのかをお伝えしています。少しでも防災のお役に立てれば幸いです。

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私は宮城県の沿岸部に住んでいます。

東日本大震災時、私、夫、大学生の長男、中学生の次男、そして避難所に一週間お世話になった高齢の母の5人家族で、猫一匹がいました。

電気は一週間後、水とガス、電話が復旧したのはひと月後のことです。

こちらの記事は、水、電気、トイレ事情、食料品、ガス、ガソリン、固定電話の7つのカテゴリーがあります。

あれもこれもと詰め込んで長くなってしまっていますが、どうぞご覧ください。

①水

◆給水所について

私の住んでいる地域では、地震の次の日から始まりました。町内の放送で知ることができます。

始まった当初は給水所が地域で一か所のみで、最初は何時間も並んでいました。

ですが水をもらうにも、最初は水を入れるものがなく、ペットボトルの容器1本と、水筒と魔法瓶に入れてもらいました。
2011.3.11から4~5日後の給水所に並ぶ人々 ※筆者撮影

2011.3.11から4~5日後の給水所に並ぶ人々 ※筆者撮影

日を追うごとにだんだんと給水所も増え、自宅近所の公園でもやるようになりました。

もうすぐ水道が復旧するという頃には、午前と午後の2回に増え、高齢者にはボランティアの方が自宅まで同伴して、水を運んでくれました。

なので、私の母も給水に行くことができるようになり、ずいぶんと助かりました。
この給水の時間を基本として、毎日のスケジュールを立てていました。

基本は私が担当で、水をたくさん使うときには夫や子供とも行きましたね。

あの時の給水所は、ただの水をもらう場所だけではなかったです。

食品会社が来て、食べ物を支給しているときもありましたし、何より大きなコミュニケーションの場でした。

知り合いに会えば、お互い無事だったことに手を取り合って喜びました。

どこのお店が開いているとか、そこには何が売っているとか、ローカルの情報交換もしましたし、まったく知らない人とも良く話をしました。

みんな誰かと話がしたかったんですよね。大変な思いをしているのは、自分だけじゃないって確認して、安心したかったんだと思います。

そして、みんなも頑張っているんだから私も頑張ろうと、素直に思うことができる場でした。
仙台市東部にある避難タワー ※筆者撮影

仙台市東部にある避難タワー ※筆者撮影

◆震災時の我が家の水事情

私は冬のお風呂掃除が本当に嫌で、ぎりぎりにならないとしていませんでした。
なので、お風呂を沸かす直前に、前日のお風呂の水を抜いて洗うという、怠けたことをやっていたので、お風呂に水がたまったまま。

でも、これがものすごくラッキーなことでした。
しかし、小さなお子さんがいたり、アパートやマンションなどの集合住宅などでは、地震や台風などの災害時対策でお風呂に水を溜めるデメリットもあります。

各ご家庭の状況に合わせて、行ってくださいね。
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