2023年8月1日 更新

子どもの膀胱炎!かかりやすいの?どんな病気?注意点とは

膀胱炎と聞くと女性が多いイメージがありますが、子どもにも多く見られる病気です。膀胱炎とはどんな病気なのでしょうか?こちらの記事では、子どもの膀胱炎にスポットを当て、詳しく見ていきたいと思います。

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膀胱炎とはどのような病気なの?

尿道口から侵入した大腸菌などの細菌によって、膀胱の粘膜が炎症を起こした状態のこと。

細菌は基本的に膀胱に侵入しません。
ですが、尿道口と肛門は距離が近いので、ごくまれに侵入してしまうこともあります。

定期的にしっかり排尿できていれば、細菌は尿と一緒に体外に排出されるのですが、大腸菌は4時間で10万倍に増えると言われています。

長時間トイレを我慢するなどして、膀胱内に細菌がとどまっていると、発症するリスクが大きくなってしまいます。

「トイレを我慢すると膀胱炎になる」とよくいいますが、こまめに排尿することが膀胱炎の予防には大切といえます。

膀胱炎とは尿路感染症の一種

膀胱炎は「尿路感染症」の一種です。

尿路とは、尿(おしっこ)の通り道のことで、体の中でおしっこを作る「腎臓」→「尿管」→「膀胱」→「尿道」→「出口(外尿道口)」の5つに分けられます。

尿路感染症とは、細菌による腎尿路系(腎臓・尿管・膀胱・尿道)の炎症のことで、主に膀胱の感染症(膀胱炎)、もしくは腎臓の感染症(腎盂腎炎)のことを指します。
尿道・膀胱など、下の方の尿路に起こる下部尿路感染症と、尿管・腎盂・腎臓などの上の方の尿路におこる上部尿路感染症にわけられます。

感染症としての診断名は、それぞれ順に①亀頭包皮炎(きとうほうひえん、男児)、②尿道炎、③膀胱炎、④尿管炎(単独では生じません)、⑤腎盂腎炎(じんうじんえん)となります。

下部尿路感染症は、幼児以降の女の子に多く、上部尿路感染症は乳幼児では男の子に、年長になると女の子に多いとのこと。

膀胱炎の原因

原因となる菌は、便の中にいる大腸菌が80%と大多数を占めます。

「おしっこに行きたいけど我慢する」という行動は、膀胱炎の発症の原因となり、女子の場合は、排便後に後ろから前に拭くことでも細菌が侵入します。

尿路に先天的な奇形があり、尿路感染症を繰り返す場合も。

尿中の白血球が増えていることや、原因となる菌が多数いることなどで、診断します。

子どもの膀胱炎の「症状」とは?

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