注目が高まる「無添加」や「オーガニック」の食品や化粧品
家族の健康や環境への配慮から、食品や日用品の成分に気を配っている方も多いと思います。その中でも、「無添加」、「ナチュラル」、「オーガニック」といった化学物質に頼らない製品は年々ニーズが高まっています。
無添加の食品とは?
無添加は、特定の物質が使用されていないということです。近年「食品添加物は危険」というイメージから、「無添加」製品は安心というイメージが定着しています。そのため、「無添加」と表示がされている製品が多いですが、添加・無添加という意味が曖昧な場合があります。
無添加とは、保存料や着色料、人工香料、合成化合物などを使用していないことを意味します。
添加物には、保存料、着色料、甘味料、糊料、酸化防止剤、発色剤、防カビ剤などがあります。日本で使用が認められている添加物は、800種類以上に及びます。
添加物には発がん性物質を含むといわれるものもあるため、無添加にこだわる人も増えています。
「無添加」という表記は「添加物を一切使用していない」という意味ではありません。例えば「着色料無添加」という表示であっても、代わりに発色剤が使用されているケースもあるでしょう。
無添加の化粧品とは?
アレルギーを引き起こす危険性のある102種類の旧表示指定成分が入っていないのが「無添加」です。
表示指定成分とは、合成防腐剤であるパラベンなど、アレルギーを引き起こす危険性があるとして化粧品のパッケージなどに表示することが義務付けられていた成分のこと。現在では全成分を表示することが義務付けられています。
アレルギーの原因となりやすい合成成分は他にもたくさんあるのですが、旧表示指定成分である102種類さえ入っていなければ「無添加」とされることが多いので気をつけてくださいね。
無添加化粧品の場合は、全く添加物が含まれていないというイメージがありますが、なるべく配合を抑えているだけで、添加物が含まれている製品はたくさんあります。