食品ラップがサバイバルに役立つ⁉ラップを使ったサバイバル＆防災術

東日本大震災から10年となる今年、改めて防災意識が高まっています。実は、食品ラップも最強のサバイバル＆防災グッズなんですよ。この機会にぜひ、活用術を知ってきましょう。

ラップは軍事用品として開発されている！？

日常、皆さんの食品ラップの使い方は、どんな感じでしょうか？

食べ残したおかずを保存したり、料理や食材を小分けにして冷凍保存をしたり、電子レンジで温めをするときにおさらにかけたり、などですよね。

しかし、元々、食品ラップの用途は食品保存ではありませんでした。

開発された時期は20世紀初頭、元々は軍事用として活躍していたのです。

・熱帯雨林などで行軍する際に靴の中敷きとして使用し、足が濡れることを防止するとともに、水虫を防いでいた。

・太平洋戦線で兵士達を悩ませていた蚊に対して、蚊帳としてラップを使うことにより、兵士達を守っていた。

・銃や弾丸は湿ってしまうと使えなくなってしまうため、湿気から守るためにラップを包装に使用することにより、湿気を防いでいた。

以上のような場面でラップは活躍していたようです。

ラップが食品保存用として用いられるようになったのは、戦争が終結した1940年代後半です。

ある主婦がお弁当を包んだのが、「料理用」に転身するきっかけとなりました。

なので、食品ラップがサバイバルに使えるのは、歴史を鑑みても当たり前のことなんです！

via www.amazon.co.jp

ラップのサバイバル術その①　火をおこす！

小さいころ、虫眼鏡で太陽の光を集め、火を起こした経験はありませんか？

あの原理を使います。

光は水を通り抜け屈折します。理論上、光を十分に集めホットスポットを作れば、虫眼鏡を使ったときのように火は起こせるはずなのです。

via grapee.jp

◆必要なもの

●食品包装用ラップフィルム

●水

◆やり方

1.ラップに水をいれます。

2.密閉されてパンパンに固くなるまで捻ってください。

3.快晴の日にそれを外に出しましょう

4.水を通り抜ける光が一点に集中するまでラップを操作してみましょう

5.焦点があるところに燃えやすいものを置いて待ちましょう

くれぐれも、火事にならないよう気をつけてください。