2018年9月21日 更新

被災地でがんばるスポーツチームをレポート!コバルトーレ女川に注目!

東日本大震災で甚大な被害を受けた町の一つ、女川町にはプロを目指すサッカーチームがあります。チームは東日本大震災で大きな被害を受け、1年間の活動休止も余儀なくされました。選手たちはボランティアに励み、町の人たちの応援の下、チームは震災から7年目にJFLに昇格。女川町とコバルトーレ女川が共に頑張る様子をまとめました。

3,187 view お気に入り 0

小さなサッカーチームが頑張る町があります

東日本大震災の被災地のスポーツチームといえば、楽天イーグルス(野球)やベガルタ仙台(サッカー)、釜石シーウェイブス(ラグビー)が有名ですが、他にもプロを目指すチームがあるんです!
2016.06.19 気仙沼女川遠征記【コバルトーレ女川編】 - 秋田ロッテblog (32324)

サッカーの全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンド最終日が26日、千葉県市原市内で行われ、東北代表のコバルトーレ女川が関西代表のアミティエSC京都を1-0で下し、勝ち点7で初優勝。来季の日本サッカーリーグ(JFL)昇格を決めた。
チームの歴史 | コバルトーレ女川 (32316)

先制点に沸く女川町のパブリックビューイング会場。握りしめていた手がようやく開いた(まちなか交流館) - 写真 石巻日日新聞 (32334)

東日本大震災発生からちょうど7年となる11日に開幕するJFL(日本フットボールリーグ)に、コバルトーレ女川(宮城)が初参戦する。2011年の震災では選手寮やクラブハウスが全壊し、1年間の活動休止に追い込まれた。翌12年に東北2部南から再出発し、昨年11月の全国地域チャンピオンズリーグ(CL)で優勝してJFL切符をつかんだ。
宮石渡留さんのツイート: "東北社会人サッカーリーグ1部第13節 コバルトーレ女川vsメリー  8-0 コバルトーレの完封勝利!久々の女川での試合でした。ヒーローインタビューは、No.28野口龍也選手!めでたし、めでたし! #コバルトーレ女川 #コミュサカ… " (32319)

壊滅的な被害を受けた女川町

東日本大震災において、東北地方の沿岸部は甚大な被害を受けました。その中でも、特に被害が大きかったのが女川町です。
岩手県大船渡市から宮城県石巻市にかけて三陸沿岸の建物の被害を見て回った。なかでも、津波の破壊力という点で強く印象に残ったのが、宮城県女川(おながわ)町だ。
女川町 - Wikipedia (32314)

死亡率=(死者数+不明者数)/(死者数+不明者数+避難者数)×100としたとき、東日本大震災で最も高い死亡率となったのが女川町の55.9%だった。女川町が甚大な被害であったことを物語っている。
女川町 - Wikipedia (32325)

住家・非住家あわせて6511棟のうち、全壊は4432棟、全体の68.1%なのである。7割近くの建造物が全壊してしまったのである。そして被害のない建造物は26.6%しかない。女川町の壊滅的な被害状況がよくわかるといえる。
33 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

宮城県沿岸部在住の東日本大震災での体験談~地震・避難~

宮城県沿岸部在住の東日本大震災での体験談~地震・避難~

東日本大震災より11年が経とうとしています。こちらの記事は、宮城県沿岸部在住・筆者の東日本大震災の体験談を書いています。どこでどう地震を体験したか、そして高台に逃げた経緯、津波のことなど時系列で事細かく記しました。
ruru | 2,870 view
3.11地域に暮らす人の魅力で復興を!石巻に恋しちゃった♡は被災地の新たなつながりを作る

3.11地域に暮らす人の魅力で復興を!石巻に恋しちゃった♡は被災地の新たなつながりを作る

東日本大震災後の被災地では多くの物が失われました。喪失感の中で自信を失った被災者たちが自信を取り戻し、新たに町づくりを行うことを目的に、オンパク手法のまちづくりプロジェクト「石巻に恋しちゃった♡」が開催されました。オンパク手法やイベントの様子などをご紹介します。
ヨーダ | 2,564 view
被災地のチャレンジを支えるスペース「Common-Ship橋通り」が面白い!

被災地のチャレンジを支えるスペース「Common-Ship橋通り」が面白い!

東日本大震災では多くの物が失われましたが、新たなチャレンジも生まれています。石巻の街を流れる北上川のほとりに、飲食店の開業や音楽、芸術など様々な分野で新たなチャレンジをする人々を後押しする施設として生まれたCommon-ship橋通りの人たちの元気な様子をレポートします。
ヨーダ | 3,278 view
仮設住宅の今を知りたい!東日本大震災から7年半たった被災地からの報告

仮設住宅の今を知りたい!東日本大震災から7年半たった被災地からの報告

日本各地で災害がおきています。東日本大震災では多くの人々が仮設住宅に入ることになりました。災害が起きた直後は、多く報道される被災地の様子ですが、年月が経った今、どのようになっているのでしょうか。東日本大震災からちょうど7年半の2018年9月11日の被災地の様子を調べてみました。
ヨーダ | 3,320 view
「津波てんでんこ」って知ってる?その深い意味は家族の絆と信頼

「津波てんでんこ」って知ってる?その深い意味は家族の絆と信頼

津波てんでんこ(つなみてんでんこ)は、津波からの避難についての標語ないし合い言葉です。共倒れせずに未来へ命をつなぐための言葉。3.11を迎えるにあたり、家族でもう一度防災について話し合ってみてはいかがでしょうか。
ruru | 938 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

ヨーダ ヨーダ

おすすめの記事

今注目の記事