「おにぎり=海苔」は絶対じゃない!
塩むすびや焼きおにぎりなど、海苔を巻かないおにぎりもたくさんあります。
農林水産省近畿農政局の資料でも、『おにぎりにルールはありません』として、形や具、握り方などは自由と紹介されています。
塩むすびや焼きおにぎりなど、海苔を巻かないおにぎりもたくさんあります。
農林水産省近畿農政局の資料でも、『おにぎりにルールはありません』として、形や具、握り方などは自由と紹介されています。
「パリパリ海苔」は当たり前じゃなかった!
そして昭和。おにぎりに、大きな変化が訪れます。
コンビニおにぎりです。
セブン‐イレブンの50周年記念アーカイブによると、1978年に、食べる直前に自分で海苔を巻く手巻きおにぎり用の「パリッコフィルム」を考案。発売当初は1日2〜3個ほどの販売だったそうです。
さらに1984年には「パラシュート式」の手巻きおにぎりを開発しました。
家庭のおにぎりなら、朝に海苔を巻いて、お昼にはしっとり。それもおいしい。
でもコンビニでは、ごはんと海苔を分け、食べる直前に巻くことで、パリッとした食感を楽しめるようになりました。
今では、「私はパリパリ派!」「いや、しっとり派!」なんて好みを言えますが、パリパリを保ったまま持ち歩けるのは、包装の工夫が生んだ新しい選択肢です。
昔ながらの食べ物だからといって、昔のままでいる必要はなかったのです。
コンビニおにぎりです。
セブン‐イレブンの50周年記念アーカイブによると、1978年に、食べる直前に自分で海苔を巻く手巻きおにぎり用の「パリッコフィルム」を考案。発売当初は1日2〜3個ほどの販売だったそうです。
さらに1984年には「パラシュート式」の手巻きおにぎりを開発しました。
家庭のおにぎりなら、朝に海苔を巻いて、お昼にはしっとり。それもおいしい。
でもコンビニでは、ごはんと海苔を分け、食べる直前に巻くことで、パリッとした食感を楽しめるようになりました。
今では、「私はパリパリ派!」「いや、しっとり派!」なんて好みを言えますが、パリパリを保ったまま持ち歩けるのは、包装の工夫が生んだ新しい選択肢です。
昔ながらの食べ物だからといって、昔のままでいる必要はなかったのです。
ツナマヨって、いつから“定番”になったの?
次は具。
梅。鮭。昆布。おかか。
このあたりはいかにも昔からありそうです。
では、ツナマヨは?
今では「昔からいますけど?」という顔で、おにぎり売り場に並んでいます。
でも、ツナ+マヨネーズ+ごはん。よく考えると、かなり大胆な組み合わせです。
セブン‐イレブンは、1983年に「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」を発売。公式資料では、コンビニエンスストアで初めて販売した商品で、開発担当者の子どもがごはんにマヨネーズをかけていたことが着想になったと紹介しています。
子どもの食べ方が、のちの大定番につながった。そう考えると面白いですよね。
新しい味や具材を取り込みながら、いつの間にかそれを“定番”にしてしまう。
ここに、おにぎりの面白さがあります。
伝統食なのに、新しいものに意外と寛容。
梅もOK。鮭もOK。ツナマヨもOK。
ごはんが真ん中にいるから、いろいろな具を受け止められる。
この自由さが、次のブームにもつながります。
梅。鮭。昆布。おかか。
このあたりはいかにも昔からありそうです。
では、ツナマヨは?
今では「昔からいますけど?」という顔で、おにぎり売り場に並んでいます。
でも、ツナ+マヨネーズ+ごはん。よく考えると、かなり大胆な組み合わせです。
セブン‐イレブンは、1983年に「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」を発売。公式資料では、コンビニエンスストアで初めて販売した商品で、開発担当者の子どもがごはんにマヨネーズをかけていたことが着想になったと紹介しています。
子どもの食べ方が、のちの大定番につながった。そう考えると面白いですよね。
新しい味や具材を取り込みながら、いつの間にかそれを“定番”にしてしまう。
ここに、おにぎりの面白さがあります。
伝統食なのに、新しいものに意外と寛容。
梅もOK。鮭もOK。ツナマヨもOK。
ごはんが真ん中にいるから、いろいろな具を受け止められる。
この自由さが、次のブームにもつながります。
握らないのに「おにぎり」!? 「おにぎらず」って何者?
覚えていますか?
2014〜2015年ごろ、大きな話題になった「おにぎらず」。
名前からして不思議です。
おにぎりなのに、握らない。
「それ、おにぎりって呼んでいいの?」と言いたくなります。
でも、「おにぎらず」は2010年代に突然生まれたものではありません。
ルーツとして知られているのが、うえやまとちさんの漫画『クッキングパパ』。
講談社の公式書誌では、1991年5月20日発売の単行本第22巻に「COOK.213 超簡単おにぎり おにぎらず」が収録されています。
つまり、単行本では1990年代初めから登場していたのです。
その後、2014年にクックパッドで検索数が急上昇。クックパッドは2015年に「クックパッドアワード」の大賞として「おにぎらず」を選び、2015年を象徴するメニューになったと発表しています。
「もっと最近に生まれたものだと思ってた!」という人も多いのでは?
ここも、おにぎりの面白いところです。
握らなくてもいい。三角じゃなくてもいい。具を真ん中に少しだけ入れなくてもいい。
「おにぎりってこういうもの」という枠を、ひょいっと飛び越えてしまった。
そして、切ったときに具が見える断面も特徴的。クックパッドは、2015年に見た目の華やかさも人気拡大の理由になったと分析しています。
昔ながらの梅おにぎりとは、見た目がまるで違う。
でも、ごはんと具を海苔で包んで食べるという発想は、おにぎりの延長線上にあります。
2014〜2015年ごろ、大きな話題になった「おにぎらず」。
名前からして不思議です。
おにぎりなのに、握らない。
「それ、おにぎりって呼んでいいの?」と言いたくなります。
でも、「おにぎらず」は2010年代に突然生まれたものではありません。
ルーツとして知られているのが、うえやまとちさんの漫画『クッキングパパ』。
講談社の公式書誌では、1991年5月20日発売の単行本第22巻に「COOK.213 超簡単おにぎり おにぎらず」が収録されています。
つまり、単行本では1990年代初めから登場していたのです。
その後、2014年にクックパッドで検索数が急上昇。クックパッドは2015年に「クックパッドアワード」の大賞として「おにぎらず」を選び、2015年を象徴するメニューになったと発表しています。
「もっと最近に生まれたものだと思ってた!」という人も多いのでは?
ここも、おにぎりの面白いところです。
握らなくてもいい。三角じゃなくてもいい。具を真ん中に少しだけ入れなくてもいい。
「おにぎりってこういうもの」という枠を、ひょいっと飛び越えてしまった。
そして、切ったときに具が見える断面も特徴的。クックパッドは、2015年に見た目の華やかさも人気拡大の理由になったと分析しています。
昔ながらの梅おにぎりとは、見た目がまるで違う。
でも、ごはんと具を海苔で包んで食べるという発想は、おにぎりの延長線上にあります。
ここまで来ると、おにぎりの定義って何?
三角じゃなくてもいい。
海苔がなくてもいい。
握らなくてもいい。
……あれ?
じゃあ、おにぎりって何なんだろう?
この記事の最初より、わからなくなってきました。
でも、それこそがおにぎりの面白さなのかもしれません。
形を変えても、具を変えても、食べる人の暮らしに合わせて残っていく。
おにぎりは、思っていた以上に自由な食べ物なのです。
海苔がなくてもいい。
握らなくてもいい。
……あれ?
じゃあ、おにぎりって何なんだろう?
この記事の最初より、わからなくなってきました。
でも、それこそがおにぎりの面白さなのかもしれません。
形を変えても、具を変えても、食べる人の暮らしに合わせて残っていく。
おにぎりは、思っていた以上に自由な食べ物なのです。
そして2026年。「完結おにぎり」って何!?
握らない「おにぎらず」の次は、2026年のおにぎりへ。
今、おにぎり界には気になる言葉が登場しています。
「完結おにぎり」。
完結? 漫画じゃなくて、おにぎりが?
一般社団法人おにぎり協会が2026年1月27日に発表したトレンド予測では、「世界食化」「二極完成」「完結おにぎり」の3つを2026年のキーワードとして挙げています。
これは、2025年1〜12月を対象にした主要コンビニ4社への調査や、同協会の独自調査をもとにした“予測”です。将来の動向を保証するものではない、と協会自身も明記しています。
なかでも気になるのが「完結おにぎり」。協会は「一個で食事が完結する」おにぎりの台頭と説明しています。
大きめ。具がたっぷり。おかず感もしっかり。
「ちょっと小腹がすいたから1個」ではなく、「これ1個で食事として満足したい」というニーズに応えるタイプです。
協会は、おにぎりが「軽食」から「選べる主食」へ役割を広げる動きとして捉えています。
ここで、さっきの戦国時代を思い出してみてください。
持ち運びやすく、手軽に食べられるものが求められた昔。忙しい日常の中で、1個で満足感を求める今。
何百年たっても、おにぎりはその時代の暮らしに合わせて形を変えているのです。
今、おにぎり界には気になる言葉が登場しています。
「完結おにぎり」。
完結? 漫画じゃなくて、おにぎりが?
一般社団法人おにぎり協会が2026年1月27日に発表したトレンド予測では、「世界食化」「二極完成」「完結おにぎり」の3つを2026年のキーワードとして挙げています。
これは、2025年1〜12月を対象にした主要コンビニ4社への調査や、同協会の独自調査をもとにした“予測”です。将来の動向を保証するものではない、と協会自身も明記しています。
なかでも気になるのが「完結おにぎり」。協会は「一個で食事が完結する」おにぎりの台頭と説明しています。
大きめ。具がたっぷり。おかず感もしっかり。
「ちょっと小腹がすいたから1個」ではなく、「これ1個で食事として満足したい」というニーズに応えるタイプです。
協会は、おにぎりが「軽食」から「選べる主食」へ役割を広げる動きとして捉えています。
ここで、さっきの戦国時代を思い出してみてください。
持ち運びやすく、手軽に食べられるものが求められた昔。忙しい日常の中で、1個で満足感を求める今。
何百年たっても、おにぎりはその時代の暮らしに合わせて形を変えているのです。
そして「ONIGIRI」は世界へ!?
2026年のもうひとつのキーワードが、「世界食化」。
これは、おにぎり協会による2026年のトレンド予測のひとつです。
一方、農林水産省の資料でも、アジアだけでなく北米、欧州、大洋州などで、おにぎり専門店の出店や小売・テイクアウトでの取り扱いが広がっている状況が紹介されています。
農林水産省は2025年10月には「おにぎりプロジェクト」を開始。おにぎりを軸に、ごはん食や日本の米の魅力を国内外へ発信しています。
SUSHI。
RAMEN。
MATCHA。
そして、ONIGIRI。
おにぎりが日本語の名前のまま、海外の日常食としてどこまで広がっていくのか。これからが気になるところです。
ここでも強いのが、おにぎりの“自由さ”。
具を変えられる。形を変えられる。その土地で親しまれている味も取り込める。
日本でも、梅や鮭だけでなくツナマヨを受け入れ、「握らない」という発想まで受け入れてきました。
海外で、その土地ならではのONIGIRIが生まれるのも、おにぎりらしい進化なのかもしれません。
これは、おにぎり協会による2026年のトレンド予測のひとつです。
一方、農林水産省の資料でも、アジアだけでなく北米、欧州、大洋州などで、おにぎり専門店の出店や小売・テイクアウトでの取り扱いが広がっている状況が紹介されています。
農林水産省は2025年10月には「おにぎりプロジェクト」を開始。おにぎりを軸に、ごはん食や日本の米の魅力を国内外へ発信しています。
SUSHI。
RAMEN。
MATCHA。
そして、ONIGIRI。
おにぎりが日本語の名前のまま、海外の日常食としてどこまで広がっていくのか。これからが気になるところです。
ここでも強いのが、おにぎりの“自由さ”。
具を変えられる。形を変えられる。その土地で親しまれている味も取り込める。
日本でも、梅や鮭だけでなくツナマヨを受け入れ、「握らない」という発想まで受け入れてきました。
海外で、その土地ならではのONIGIRIが生まれるのも、おにぎりらしい進化なのかもしれません。


nakazato