2021年2月23日 更新

備蓄用に何本、必要? 防災のためのカセットコンロとガスボンベの備え方

カセットコンロは、ガスボンベさえあればお湯が沸かせ、調理も出来、今や防災の必需品と言っても過言ではありません。ガスボンベは何本必要なのか、そしておすすめのカセットコンロやガスボンベ、ガスストーブも掲載しています。 東日本大震災で被災した筆者の経験談を交えながらお届けします。どうぞご覧下さい。

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災害災害時、電気やガスのライフラインが停止してしまうと一気に生活が立ち行かなくなります。

そしてそれは思いもよらす、突然やってくるのです。

カセットコンロは、災害にあったとき大いに役に立ちます。

お湯が沸かせ、加熱調理ができるようになるのは、物理的にも精神的にもとても重要なこと。

災害が冬だと暖も取れますね。

ここからは、東日本大震災時に、電気が一週間、ガス・水道がひと月止まった経験がある筆者の感想も交えて、お伝えしていきたいと思います。
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1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災での、各ライフラインの復旧までの日数は下の緑色の図のようになっています。

さらに、内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によれば、各ライフラインの復旧目標日数は、電気で6日、上水道で30日、ガスで55日となっています。
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私たちが生活している日常の中で、電気が一週間、ガス・水道がひと月ほど止まる生活は考えられないですよね?

先日私の家で点検があり、午前中の3時間停電をしただけでしたが、かなりの不便を強いられました。

また、今年の冬の寒さで水道が凍り、数日間水が出なく大変だったという話を耳にすると、東日本大震災の時、ライフラインがあんなに長期間止まり、よくも生活していたものだと改めて驚いてしまいます。
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もともと、我が家にはカセットコンロとカセットボンベがありました。
たまたま安く売っているときに、ボンベも重複して購入していたのです。

まわりの話を聞いても、リビングで鍋などをするので持っていたというご家庭が多かったです。

ですが、一人暮らしだとカセットコンロを常備している人は少ないかもしれませんし、カセットコンロって使うのがちょっと怖いと思って避けている人もいるかもしれませんね。

しかし、いざ大災害が起こったらカセットコンロがあって良かったーと心から思いますよ。
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備蓄品にカセットコンロが必要な理由

電気もガスも使えない状況になったら、お湯すら沸かせません。

食べ物を温められないどころか、備蓄食料の中にはお湯がないと食べられないものもわりとあります。

そんな時には、カセットコンロがあったらものすごく助かるんです。

我が家の場合は、東日本大震災は3月でしたから、お湯をよく沸かしました。

もちろんお風呂に入れません。私はそうでもなかったですが、夫や子供の男性陣が頭がかゆい、髪を洗いたいとうるさくて、髪を洗うのによく使いました。

夏なら水で洗ってもいいかもしれませんが、3月では冷たくて無理でした(一応やってはみました)

体を拭くのも、水で絞ったタオルでは冷たいので、お湯を沸かして使っていましたね。
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カセットコンロのボンベの備蓄は何本必要?

カセットボンベの備蓄量の目安は備蓄食料と同じで、7日分が推奨されています。

そこで気になるのが、カセットボンベ7日分って何本分のこと?ということなんですが、これはガスの使い方によって変わってきます。

お湯を沸かすだけなのか、簡単な調理もするのか、ということでもガスの消費量が違ってくるし、夏なのか冬なのか、季節によっても違ってきますよね。
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冬は、大人2人で約9本必要です。
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冬は、大人2人で約6本必要です。
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