「節ガス」とは?
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「節ガス」とは、ガスの使用量を減らそう(ガスの節約)という呼びかけです。
経済産業省は今後、都市ガスの需給がひっ迫した場合に備え、個人や企業に対し、ガスの利用の節約、いわゆる「節ガス」を要請するための制度について検討を始めます。
経済産業省は今後、都市ガスの需給がひっ迫した場合に備え、個人や企業に対し、ガスの利用の節約、いわゆる「節ガス」を要請するための制度について検討を始めます。
電力と違い、これまで都市ガスの需給がひっ迫したことはなく、現在、「節ガス」を要請する仕組みはありません。
節ガスの要請について議論されるのは、日本ではこれが初となります。
「節ガス」呼びかけに至った経緯
電気の節約はよく聞くけれど、どうしてガスも節約しなくてはいけないの?という素朴な疑問が湧いてきますよね。
これは、今まさに世界を震撼させているロシアによるウクライナ侵攻が原因です。
これは、今まさに世界を震撼させているロシアによるウクライナ侵攻が原因です。
via news.yahoo.co.jp
日本は、ガスの原料となるLNG(液化天然ガス)のほとんどを輸入に頼っています。
世界のLNGの物流に注目してみると、世界のLNG輸入量の7割はアジア各国が占めています。
なかでも日本は世界のLNG輸入量の約2割を占める、世界最大のLNG輸入国で、そのうち約1割がロシア産。
世界のLNGの物流に注目してみると、世界のLNG輸入量の7割はアジア各国が占めています。
なかでも日本は世界のLNG輸入量の約2割を占める、世界最大のLNG輸入国で、そのうち約1割がロシア産。
LNGが安定的に輸入できないことは、そのまま日本のガス不足につながっており、ウクライナ情勢を受けたロシア産ガスの輸入途絶などのリスクに備えることとなります。
経産省の検討案では、ガス会社のエリアごとに、需要に対して供給が不足する可能性が高まった際、自主的な節ガスを求めることとしており、ガスの利用が増える冬までに具体的な対応策を固める必要が出てきます。
まず注意すべきは、今回はあくまで都市ガス。
地方に多いボンベから供給されるプロパンなどのLPガスはロシアから輸入していないので、対象ではありません。
なので厳密に言えば今回は「節・都市ガス」です。
地方に多いボンベから供給されるプロパンなどのLPガスはロシアから輸入していないので、対象ではありません。
なので厳密に言えば今回は「節・都市ガス」です。
via news.yahoo.co.jp
それではこれより、具体的な「節ガス」の方法をご紹介していきます。