2021年11月2日 更新

いざというときのために!災害時の応急手当知識を少しでも身に着けておこう

災害時の応急手当は、けがや病気を「治す」ためではなく「今以上に悪化させないこと」が目的。こちらでは、災害時の正しい応急手当や搬送方法などをご紹介していきます。いざという時のために落ち着いてできるように、止血、骨折、やけどの応急手当の方法を覚えてお きましょう。

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★救命・・・応急手当の一番の目的は、生命を救うことです。「救命処置」を目的とした手当を最優先にします。 
 
★悪化防止・・・応急手当は、けがや病気を「治す」ためではなく、「今以上に悪化させないこと」が目的となります。
傷病者の症状、訴えを十分に把握し、必要な手当を迅速に行うことが大切です。

★苦痛の軽減・・・傷病者は心身ともにダメージを受けているため、できる限り苦痛を与えない手当を心がけましょう。
励ましの言葉をかけて、心のケアに気を配ることも忘れてはいけません。
 (83627)

まずは、救急車の呼び方

1.119番にダイヤル
(固定電話がベストです。ほとんどの場合、番号通知で発信されていればおよその場所が特定できます)
 
2.「火事ですか?救急ですか?」と聞かれたら、「救急です」と答えます。
 
3.住所、目印を告げます。
 
4.事故や傷病者の状態を説明。
 
5.通報者の氏名、電話番号を告げます。
 
6.サイレンの音が聞こえたら、出来るだけ救急車を誘導してください。
指示されたことがあれば、そちらを行ってください。
 
7.救急隊が到着したら、行った応急手当、容体の変化、傷病者の既往歴などを報告してください。
 (83628)

◆止血の応急手当の方法

一つ目は、切り傷などで出血しているけが人に有効な止血の方法です(下図参照)。

止血の基本は圧迫であり、出血部位を清潔なガーゼや布で強く押さえる直接圧迫止血法(ちゅくせつあっぱくしけつほう)が最も奨められます。

この手順の中で使用している道具は、「ビニール袋」「大判ハンカチ」「タオル」「ネクタイ」など、どれも専門の道具ではなく、すぐ手に入る身の回りにあるモノばかりです。

そして、この手順の中で特に重要なのが「直接血に触らない」「傷口を心臓より高い位置に上げる」という2点です。
 (83604)

方法1

方法1

出血部位を心臓より高く上げる。
方法2

方法2

片手で圧迫しても止血できないときは、 両手で圧迫したり体重をかけて圧迫し止血をします。
立ち上がれない場合や足などの止血方法

立ち上がれない場合や足などの止血方法

◆骨折時の応急手当の方法

骨折した場合には、無理に動かさず、その場で応急処置を行うようにしましょう。

板や傘など、副木になるものを探して、骨折した箇所が動かないように、上下の関節までをしっかり固定します。

骨折した部分を動かさないようにして、患者を安全な場所に移動させる。
傷があれば、先に傷の応急処置をする。
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【骨折・ねんざの応急処置】
骨折の時は、添え木を。
色々なものが添え木になります。

イラスト←を見て、イメージをもっておくと、とっさの時にも慌てずに対応できそうですね。

●固定に使える物の一例

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