お鍋でご飯を炊けますか?
via hidetaku.jp
災害時、電気、ガス、水道が止まった場合、家庭ではカセットコンロと鍋でご飯を炊くことになります。炊飯器のように目盛りがなく、火力の調整も必要ですが、あなたはご飯を炊くことができますか。
炊飯の基本「水加減」と「水浸」を覚えておこう!
★水加減の目安
容量の場合は、米のかさに対して1.1~1.2倍の水を用意します。
1.1倍で炊くときは1合の米に対して、200mlの水を用意し、
米3合の場合は200mlの水3杯となります。
【2合を炊くとき】
米 … 2合
水 … 400~450mlが目安
【3合を炊くとき】
米 … 3合
水 … 600~650mlが目安
★浸水時間の目安
ごはんを鍋で炊く前に必要なことは『米を研いだあとにしっかり浸水させておくこと』です。
お米が白濁するまで浸水させましょう
浸水時間は目安として『夏場は30分、冬場は1時間』。 米を研いで水を取り替え、うっすら半透明になった状態のまま水につけておき浸水させるわけですが、水の温度、室内の温度などによって浸水度合いが変わってくるので、夏と冬とで時間が変わってきます。 下の最後の写真のように、米全体が白濁したら浸水完了です。
カセットコンロが使える時は…
★鍋でご飯を炊く方法
米が浸水できたら、ざる上げして鍋に移します。加える水の量は2合に対しては水400~450ml、3合に対しては水600~650mlを目安に水を加えてください(個人的には2合に450ml、3合に650mlの多めの水分量のほうが、炊きあがり時の粘りが若干強いように思います)。
水を入れたら、炊く前に米が平らになるように手でさっと混ぜてあげます。鍋を火にかけるのですが、2~3合を炊くときは中火スタートで十分、はじめから強火はNGです。
“鍋の中でぶくぶく音がする”、“蓋から泡がこぼれ出てくる”などして、鍋の中の水が沸いてきます。『沸騰したらそのまま2分炊き、その後火を少し弱めて3分、続けて弱火に落として5~7分炊く』これが基本の炊き方となります。
“鍋の中でぶくぶく音がする”、“蓋から泡がこぼれ出てくる”などして、鍋の中の水が沸いてきます。『沸騰したらそのまま2分炊き、その後火を少し弱めて3分、続けて弱火に落として5~7分炊く』これが基本の炊き方となります。
炊けたご飯は「蒸らし」てはじめて芯までふっくら美味しくなります。その蒸らしの時間は10分。蓋をしたまま待ちます。 蒸らしが終えたら、しゃもじでさっくりと混ぜてからいただきます。食べるまでに時間がある場合は、布巾を蓋と鍋の間にはさむなどしてそのまま置いておくか、余分な水分を吸ってくれるおひつなどに移すとよいです。