2024年9月8日 更新

どうしたらいい?災害時の子どものアレルギー疾患対応

災害が起こった時、何らかの病気を持たれている方々は、より辛い思いをされることが多いのではないでしょうか。日頃から災害に備えて、アレルギー(喘息・アトピー・食物)の子どもたちのケアに、こちらの情報をご活用いただければ幸いです。

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④食物アレルギーがあることを周囲に知らせる

胸元に「○○アレルギーあり」と記入したシールを貼ったり、ネームプレートを付けたりして、周囲の方に食物アレルギーがあることをわかりやすく伝え、誤食事故を防ぎましょう。

また、行政の担当者にアレルギーがあることを伝え、支援を受けられるよう早めに相談しましょう。

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◆もし、アナフィラキシーが起こったら?

アナフィラキシーとは、「アレルギーの原因物質(アレルゲン)に接触したり、体内に摂取したりした後、数分から数十分以内の短時間に全身に現れる激しい急性のアレルギー反応」を言います。

さらに、血圧が低下し意識障害(呼びかけに反応しない)や脱力を来すような場合をアナフィラキシーショックと呼び、すぐに対応しないと生命に関わる危険な状態になることがあります。
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アナフィラキシーの代表的な症状

・全身症状(冷や汗、脱力感、しびれ、めまい)
・皮膚・粘膜症状(かゆみ、赤くなる、じんましん、まぶたや口の中の腫れ)
・呼吸器症状(鼻がつまる、くしゃみや咳、呼吸困難、ゼーゼー、ヒューヒューとなる)
・循環器症状(動悸、胸が苦しくなる、血圧低下、意識障害、唇や爪が青白い)
・持続する消化器症状(吐き気、嘔吐、腹痛、下痢)

もしもアナフィラキシーが起こったら直ちに救急車で医療機関に行ってください。

救急車が到着するまでの間、症状の進行を一時的に緩和し、アナフィラキシーショックを防ぐための補助治療薬として、アドレナリン自己注射液(エピペン)があります。
本人のエピペンがあれば、速やかに打ちます。
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