2016年7月29日 更新

世界中を驚かせた「パンの缶詰」を開発した秋元義彦とは

世界中を驚かせた「3年経ってもふわふわなパンの缶詰」を開発したパン・アキモトの社長秋元義彦さんについて

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秋元義彦さんってどんな人??

株式会社パン・アキモト 代表取締役
1953年(昭和28年)栃木県黒磯町(現・那須塩原市)に、パン屋の長男として生まれる。

パン・アキモトは老舗の名店

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パン・アキモトは栃木県の那須高原にある老舗のパン屋さんです。
パン・アキモトの名物商品「甘納豆パン」

パン・アキモトの名物商品「甘納豆パン」

普通のパン屋さんとは違うある商品が有名

この老舗のパン屋さんはある商品をきっかけに世界から注目されるようになりました。
それが「パンの缶詰」です。
「パンの缶詰」。災害時のための非常食だ。非常食というと乾パンのように固いものを想像してしまうが、「パン・アキモト」のパンの缶詰は違う。なんと製造から3年がたっても、焼きたてパンのようにふわふわで柔らかい。しかも味の種類は25種類にも及ぶ。
3年経過してもふわふわなのはすごいですね!

阪神淡路大震災での経験が開発の原点

秋元義彦さんは阪神淡路大震災でパンを支援物資として送ったがほとんどが腐ってしまい捨てられることになってしまった。このことをきっかけに「焼きたてのようにおいしく、日持ちがするパン」を製造しようと決めたということです。
阪神淡路大震災の発生直後、創業者である父が被災地に焼きたてのパンを届けようと考え、栃木から神戸までトラックをリレーして2000個のパンを運びました。
2日後には到着し、一部は避難していた人たちに食べてもらえたのですが、彼らは後から避難してくるかも知れない人のためにパンを残していました。
パンは保存性が低いので数日経つと酸化してしまい、美味しくなくなって、結局一部はゴミになってしまいました。
そんな時、被災者の方から「乾パンのように保存性があって柔らかいパンを作ってよ」と言われたのです。
阪神淡路大震災をきっかけに製造を始めたんですね。

被災者の要望で職人魂に火がつく

阪神淡路大震災の被災者から「乾パンのように保存性があって柔らかいパンを作ってよ」と言われた秋元さん。大きな工場もないため無理だと思ったが、そこで職人魂に火がついた。
仕事が終わるとパンの保存に挑戦をする日々。
少しでも菌が入ると劣化の原因になるので、いくつものパッケージ方法や殺菌方法を試しました。
うまく行ったと思うと新たな課題が生まれる事の繰り返しでしたが、ふわふわで美味しいパンを3年後も安心して食べてもらえるように試行錯誤を繰り返しました。
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