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災害時の食生活で深刻な野菜不足
阪神・淡路大震災、東日本大震災の災害後、食生活で災害時に足りないと感じた食材は↓の図のように「野菜」との調査結果が出ています。
生の野菜は水分が多いため腐りやすく長期の保存に向かないため、備蓄しにくい食料でもあります。
そして、災害時には交通事情が悪化し流通も滞って、野菜が入手しにくくなります。
個人では備蓄用の食料にはアルファ米や乾パンなどの主食を中心に考えがちです。これは自治体の救援物資でも同様です。
そして、災害時には交通事情が悪化し流通も滞って、野菜が入手しにくくなります。
個人では備蓄用の食料にはアルファ米や乾パンなどの主食を中心に考えがちです。これは自治体の救援物資でも同様です。
筆者も東日本大震災時、避難所で食事をしましたが、カップラーメン、パン、アルファ米など炭水化物が主でした。
あれからずいぶん意識がすすんでいるとはいえ、食料備蓄としては現在も野菜の少なさは否めません。
あれからずいぶん意識がすすんでいるとはいえ、食料備蓄としては現在も野菜の少なさは否めません。
via agripick.com
被災時の健康のキーポイントは「野菜」が握っている、と言っても過言ではないのではないでしょうか?
野菜不足が招く体調不良
いつも何気なく摂取している野菜が足りなくなると、体には様々な不調が起こります。
例えば、野菜が含むカリウムや鉄分などのミネラルが不足すれば、体内水分の調節がうまくいかず倦怠感が出たり、動悸や疲労感に悩まされることも。
そして、抗酸化作用のあるビタミンが不足すれば、体内には活性酸素が増え、免疫力の低下や生活習慣病になってしまう恐れもあります。
野菜にたっぷり含まれる食物繊維が不足すれば、スムーズな排便が滞ります。
それにプラスして環境変化によるストレスや水分不足などによって、被災後は多くの方が便秘に悩まされていたようです。
実際に阪神・淡路大震災や東日本大震災のとき、被災者の便秘症状は深刻な健康課題として問題視されていました。
例えば、野菜が含むカリウムや鉄分などのミネラルが不足すれば、体内水分の調節がうまくいかず倦怠感が出たり、動悸や疲労感に悩まされることも。
そして、抗酸化作用のあるビタミンが不足すれば、体内には活性酸素が増え、免疫力の低下や生活習慣病になってしまう恐れもあります。
野菜にたっぷり含まれる食物繊維が不足すれば、スムーズな排便が滞ります。
それにプラスして環境変化によるストレスや水分不足などによって、被災後は多くの方が便秘に悩まされていたようです。
実際に阪神・淡路大震災や東日本大震災のとき、被災者の便秘症状は深刻な健康課題として問題視されていました。
便秘になった人に野菜ジュースと栄養剤を配ると便秘はたちまち5分の1に減ったというデータがあります。
このことから、災害時にも野菜の摂取が健康には不可欠ということがわかったのです。
このことから、災害時にも野菜の摂取が健康には不可欠ということがわかったのです。
特に好き嫌いが激しい子供の野菜不足には要注意。
被災時の栄養不足は成長に影響が出かねません。
無理なく野菜を摂らせる方法を普段から意識して考えておく必要がありそうですね。
また、妊娠中や授乳中のママも野菜不足に陥らないよう注意しなければいけません。
厚生労働省でも、被災時は十分な食事に加え、ビタミン、ミネラルを摂取することをすすめています。
被災時の栄養不足は成長に影響が出かねません。
無理なく野菜を摂らせる方法を普段から意識して考えておく必要がありそうですね。
また、妊娠中や授乳中のママも野菜不足に陥らないよう注意しなければいけません。
厚生労働省でも、被災時は十分な食事に加え、ビタミン、ミネラルを摂取することをすすめています。
ここからは、いざという時のために備える、野菜の保存方法や野菜の備蓄品などをご紹介していきます。
国際災害栄養研究室の論文より作成