おせち料理って何?
via kinarino.jp
正月に食べるお祝いの料理です。
単に「おせち」ともいいます。
「おせち」とは本来、暦上の節句(節供)のことを指します。その節句に作られる料理をおせち料理と呼んだのですが、現在では節句の一番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われています。
おせち料理の基本は、祝い肴三種(三つ肴、口取り)、煮しめ 酢の物、焼き物です。ただし地方により構成は異なります。
おせち料理に日持ちする献立 が多い理由は、普段、よく食事を作ってくれる女性に正月三が日は休んでもらおうという意味があります。
プラスしてもう一つ、「神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはならない」とか「火の神である荒神を怒らせないために、正月に火を使わない」という平安後期からの風習のためだそうです。
今回は、おせち料理の基本の、祝い肴から「黒豆煮」、「数の子」、「田作り」、「栗きんとん」を、
焼き物から「鰤の西京焼き」、煮しめから「筑前煮」、酢の物から「紅白なます」を紹介します。
焼き物から「鰤の西京焼き」、煮しめから「筑前煮」、酢の物から「紅白なます」を紹介します。
黒豆煮(祝い肴)
作り方
1、厚手の鍋に水1リットル、砂糖200g、塩小さじ1/2、醤油大さじ1を加えて沸騰させ、火を止め50~60℃まで冷やします。
2、光黒大豆200gを軽く水洗いし、水気を切り上記の鍋に加えてラップで煮汁の表面を覆い、3~5時間煮汁を含ませます。
3、ラップを取り、落し蓋をして弱火~中火でアクを取りながら煮ます。豆が煮汁から出ないように差し水をお忘れなく。
4、豆が芯まで軟らかく煮えたのを確認しましたら、火を止めて冷まします。
5、煮汁ごと密閉容器等に移して、冷蔵庫で一日おくと味がなじみ色艶が良くなります。
数の子(祝い肴)
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作り方
1、数の子をうすい塩水(1,000ccに食塩小さじ1程度)にひたし、約2〜3時間ごとに塩水をとりかえ、少し塩味が残る程度に塩抜きする。
数の子は塩を抜き過ぎると苦くなるので、味見をしながら行ってください。
目安は4〜6時間程度。
2、数の子の薄皮をとる。
3、漬け汁の材料を合わせて煮立て、冷ます。
4、保存容器に3.と水けをきった数の子を入れ、しっかりひたるよう液面に張り付けるようにしてラップする。ふたをして冷蔵室におき、ひと晩以上おく。
※好みでかつお節を加えても(追いがつお)。
5、食べやすく切って器に盛り、かつお節をかける。
田作り(祝い肴)
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作り方
1、フライパンに重ならない程度の分量の田作りを広げて、かき混ぜながら弱火でじっくりと5分くらい煎ります。頭としっぽを持って曲げたときにパキッと折れるようになるのが、煎り上がりの目安です。
火が強いと水分が飛ぶ前に焦げてしまいますので、なるべく小さい火でじっくりと煎ってください。
2、調味料を混ぜて耐熱ボウルに入れ、ラップをせずに600Wで2分30秒電子レンジにかけます。
3、調味料が熱いうちに煎った田作りをボウルに入れて和えます。
冷めたら出来上がりです。
作り方のコツ・注意点
フライパンで作るコツ
弱火でゆっくりと時間をかけて田作りを煎るのがポイントです。電子レンジでも水分を飛ばすことができますが、筆者は香ばしい香りがするフライパンで煎ったものが好きです。
電子レンジを使う場合
電子レンジで水分を飛ばす場合には、大きめの耐熱皿に重ならないように広げて、ラップをせずに500Wで1分半~2分程度かけます。
煎り上がりの目安はフライパンを使うときと同じで、パキッと折れるようになるまでです。乾燥が足りない場合、様子を見ながら20~30秒単位で追加して加熱していくのが良いでしょう。
大きさや水分量によって電子レンジにかける時間が変わってきますので、やや低めのワット数で時間をかけて乾燥させるのが良いと思います。
砂糖 ・・・・・・・・・・・200g
塩 ・・・・・・・・・・・小さじ1/2
醤油 ・・・・・・・・・・・大さじ1
黒豆 ・・・・・・・・・・・200g