2022年10月21日 更新

テレビ番組でも紹介され話題に!災害に備えて絶対にみておくべき2つの防災マップ

こちらの記事では、テレビ番組でも紹介された「重ねるハザードマップ」「地震ハザードカルテ」を取り上げていきます。自然災害はいつ起こるかわかりません。お住まいの地域の防災情報をしっかりチェックできるようになりましょう!

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洪水ハザードマップとは、川の堤防が壊れたり(決壊)、堤防を川の水が乗り越えるなどにより川の水が堤防の内側にある街に押し寄せることで起こる、洪水を対象としたハザードマップです。

第2章 洪水ハザードマップの活用方法 - YouTube

洪水ハザードマップが教えてくれるのは「水に浸かる範囲と最大の深さ」。 スムーズな避難を促すための地図なのです。洪水ハザードマップからわかること、洪水の際に注意すべき点などを解説しています。
洪水のハザードマップでは、お住まいの区域ごとに浸水リスクを色分けして表示しています。

「洪水(計画規模)」の地図では、その河川の一般的な降雨データに基づく洪水リスクを、「洪水(想定最大規模)」の地図では、地域全体の最大降雨量も考慮した洪水リスクを確認できます。
洪水ハザードマップの例

洪水ハザードマップの例

◆高潮ハザードマップ

高潮とは、台風や発達した低気圧が接近した際に、低い気圧によって海水が吸い上げられることで海面の水位が上昇して、陸に吹き寄せる現象です。

沿岸部では、高潮が発生すると低い土地の浸水を招くことも。

高潮ハザードマップはこのような高潮による浸水を想定したものとなっています。

【徳島市】洪水・高潮ハザードマップ解説動画 - YouTube

各戸に配布されております「徳島市洪水高潮マップ」の解説動画を作成しました。日頃から、洪水高潮マップの内容を確認していただくとともに、いざというときに備えられますようお願いいたします。#洪水 #高潮 #ハザードマップ #防災マップ

◆内水ハザードマップ

洪水が川があふれたり堤防が決壊することによる水害であることに対して、集中豪雨などで街中に流れ込んだ水が下水や川に放流できず、溢れてしまう水害を内水氾濫といいます。

川が近くになくとも、高台でも周りより低い場所では雨水が集まって排水が間に合わないと起こることがあります。

このような内水氾濫を対象としたハザードマップが「内水ハザードマップ」です。
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内水ハザードマップの例

「重ねるハザードマップ」を閲覧する3つの手順

重ねるハザードマップは国土交通省のホームページで利用できます。アプリ版はありませんが、スマートフォンからも閲覧可能です。
①地域を選ぶ
まず、お住まいの住所をフォームに入力します。

②災害種別を選ぶ
次に、災害種別から調べたいものを選びます。
洪水(想定最大規模、計画規模)・土砂災害・津波・道路防災情報の4つのカテゴリーから選択できます。

③自然災害リスクを選ぶ
さらに、各カテゴリーの下部のコラムから、より細かな自然災害リスクを選びます。

たとえば、洪水カテゴリーなら、洪水浸水想定区域(想定最大規模)・洪水浸水想定区域(計画規模)・浸水継続時間(想定最大規模)・家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流)・家屋倒壊等氾濫想定区域(河岸侵食)・ため池決壊による浸水想定区域の6つの災害情報を選択できます。

色分けされた部分をクリックすれば、想定される災害の度合い(洪水の場合は浸水深)が表示されます。
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