2023年12月14日 更新

乳幼児の食べ物での窒息事故を防ごう

近頃、乳児がりんごやパンを喉に詰まらせる痛ましい事故が相次いでいます。窒息といえば、高齢者が餅を詰まらせる事故を思い浮かべますが、乳幼児には高齢者と異なる事故の起き方も。気道が小さい乳幼児は大人が思う以上に食べ物が喉に詰まりやすくなっており、注意が必要です。

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1歳前後の乳幼児に食べ物を与えるときには、無理なく食べられるよう、小さく切って与え、飲み込むまで目を離さないよう国民生活センターが注意喚起をしています。

食品による窒息死 5歳以下がほとんど

食べ物を詰まらせて子どもが亡くなる事故は、残念ながらあとを絶ちません。

消費者庁の分析では、2019年までの6年間に、死亡した14歳以下の子どもは80人。
その7割が2歳以下となっています。
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どんな食材に注意が必要?

小さな子どもの口の大きさは直径約4cmで、喉はそれよりも細くなっています。

ですので、口の中に入るものは何でも窒息や誤嚥の原因になる可能性があります。

また、子どもはかみ砕く力や飲み込む力が発達しておらず、パン等食品を十分に咀嚼(そしゃく)できずに丸ごと飲み込んでしまう状況も想定されます。
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●粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みにくいもの
●丸いもの、つるっとしたもの
●固くてかみ切りにくいもの

などは特に注意が必要!

具体的にはどんな食材?

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原因となった食べ物が明らかになっている51人を見ると、多いのは母乳やお菓子。

りんごやぶどうなどの果物を詰まらせて亡くなった子どもも、6人にもなっています。
保育施設などに向けた国のガイドラインには、窒息につながりやすい食べ物や調理方法などについて詳しく定められています。

ご家庭でも食事をつくる際の参考にしてくださいね。
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◆使用を避ける食材

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