2019年にGIGAスクール構想として、子ども一人に一台の端末と高速大容量の通信ネットワークを小学校に整備することが決定しました。
現在学校ではどのようにタブレットを活用しているのでしょうか。
小学校教諭の経験と、全国の小学校の使用状況を調査した結果から、各学年ごとにタブレットの使用例を紹介していきます。あくまでも活用方法の学年は目安ですが、段階を追ってレベルが上がっていくことが分かると思います。
現在学校ではどのようにタブレットを活用しているのでしょうか。
小学校教諭の経験と、全国の小学校の使用状況を調査した結果から、各学年ごとにタブレットの使用例を紹介していきます。あくまでも活用方法の学年は目安ですが、段階を追ってレベルが上がっていくことが分かると思います。
1年生の活用方法
1年生は初めてタブレットを利用するという子もいます。少しずつタブレットに慣れていくところからのスタートです。
最初にタブレットを使って学習することは次の通りです。
①パスワードを入れる練習
タブレットには個人のパスワードを設定します。まずはパスワードを入力する練習からです。1年生でも分かるように、キーボードのひらがなを見ながら入力していくことが多いです。
②写真や動画を撮る
キーボードを打つことがまだ難しい1年生。最初はカメラなどの機能を学ぶことが多いです。多くの1年生が育てるアサガオの観察に使うこともあります。この時に、「勝手に人を撮らない」などタブレットのルールも学んでいきます。
③絵を描く
指やタッチペンなどを使い、絵を描いたり字を書いたりします。色を変えたり、消しゴムを使ったりしながらタブレット操作に慣れていくことが目的です。
④かな入力をする
ひらがなの学習が進むと、かな入力の練習をします。
このほか、毎日の健康観察をタブレット入力で行う学校もあります。1年生はまずはタブレット操作になれることが目標です。
最初にタブレットを使って学習することは次の通りです。
①パスワードを入れる練習
タブレットには個人のパスワードを設定します。まずはパスワードを入力する練習からです。1年生でも分かるように、キーボードのひらがなを見ながら入力していくことが多いです。
②写真や動画を撮る
キーボードを打つことがまだ難しい1年生。最初はカメラなどの機能を学ぶことが多いです。多くの1年生が育てるアサガオの観察に使うこともあります。この時に、「勝手に人を撮らない」などタブレットのルールも学んでいきます。
③絵を描く
指やタッチペンなどを使い、絵を描いたり字を書いたりします。色を変えたり、消しゴムを使ったりしながらタブレット操作に慣れていくことが目的です。
④かな入力をする
ひらがなの学習が進むと、かな入力の練習をします。
このほか、毎日の健康観察をタブレット入力で行う学校もあります。1年生はまずはタブレット操作になれることが目標です。
2年生の活用方法
2年生になると、基本的な操作は慣れてきています。本格的に授業で使い始めるのは2年生から、という学校も多いでしょう。
とはいえ、まだローマ字を習っていないので、タッチペンなどを使って手書き入力をすることが多いです。また、デジタルドリルを導入している学校もあり、タブレットのデジタルドリルを宿題にするところも。
授業では、さまざまな学習アプリがあり、2年生ともなれば使いこなせるようになってきます。国語や算数などの意見交換をタブレットで行ったり、自分の考えをタブレットを使って発表するなど、本格的に授業で使用します。
とはいえ、まだローマ字を習っていないので、タッチペンなどを使って手書き入力をすることが多いです。また、デジタルドリルを導入している学校もあり、タブレットのデジタルドリルを宿題にするところも。
授業では、さまざまな学習アプリがあり、2年生ともなれば使いこなせるようになってきます。国語や算数などの意見交換をタブレットで行ったり、自分の考えをタブレットを使って発表するなど、本格的に授業で使用します。
3年生の活用方法
3年生になるとローマ字を学習します。ようやくキーボードでローマ字入力ができるようになるのです。さまざまなタイピング練習用のアプリでタイピング練習に取り組みます。
また、3年生から始まる社会の学習などで、インターネットを使って検索をすることもできるようになってきます。インターネットの情報の正しさや使用のルールなどについても学習していきます。
また、3年生から始まる社会の学習などで、インターネットを使って検索をすることもできるようになってきます。インターネットの情報の正しさや使用のルールなどについても学習していきます。
4年生の活用方法
4年生になると、キーボードの入力にも慣れてきます。これまで紙に書いていた社会の新聞や理科のまとめなどを、タブレットを使って作成することもできるようになります。
画像処理の仕方や文字の装飾などもできるようになり、タブレットの活用の幅がどんどん広がっていきます。
画像処理の仕方や文字の装飾などもできるようになり、タブレットの活用の幅がどんどん広がっていきます。
5年生の活用方法
高学年になると、scratchなどを使ったプログラミング学習を行う学校もあります。
scratchは直感的な操作ができます。ブロックをドラッグしてつなぎながらプログラムを作成・実行させるので、小学生でも操作可能です。 そのブロックの機能を充実させるために使うペン、音声合成、音楽等は、操作や編集方法が一目でわかるデザインとなっています。
プログラミング学習も2020年度から始まった新しい学習です。算数の教科書では、1年生から簡単なプログラミング学習を取り扱っているものもあります。
scratchは直感的な操作ができます。ブロックをドラッグしてつなぎながらプログラムを作成・実行させるので、小学生でも操作可能です。 そのブロックの機能を充実させるために使うペン、音声合成、音楽等は、操作や編集方法が一目でわかるデザインとなっています。
プログラミング学習も2020年度から始まった新しい学習です。算数の教科書では、1年生から簡単なプログラミング学習を取り扱っているものもあります。