2023年7月16日 更新

子どものアレルギーについて。その症状や検査方法、対策は?

近年、小児アレルギーの患者数が増加傾向にあります。食物アレルギー、アトピー、ぜんそく…かゆみ、せきだけでなく、命にかかわる症状も。子どものアレルギーとは、どういったものなのでしょうか?

146 view お気に入り 0
「子どもにどのような食物アレルギーがあるか知っておきたい」と考えますよね。

そういった場合、どのような検査をするのでしょうか?

◆血液検査

 (124852)

さまざまなアレルギーの原因物質(アレルゲン)を調べることができます。

方法は、外来での採血です。測定した結果は、3~7日で分かります。

◆皮膚テスト(ブリックテスト)

「皮膚テスト(ブリックテスト)」は原因物質であるアレルゲンエキスを皮膚にのせ、専用の針で傷をつけてアレルギー反応をみます。
 (124854)

何らかのアレルギーなのか、またはアレルギーの程度を判定できる検査です。

血液中に含まれる特定の物質(アレルゲン)に対するIgE抗体(特異的IgE抗体)の量を数値化し判定します。

◆パッチテスト

アレルギーが疑われる食品(卵など)を皮膚に付着させ、その後の症状の有無を確認します。
 (124859)

★プリックテストとパッチテストの違いについて

プリックテストは、即時型アレルギーの有無(花粉症、アレルギー性結膜炎、ラテックス、薬剤など)を調べるのに使います。

一方、パッチテストは、遅延型アレルギーの有無(接触皮膚炎、金属アレルギーなど)を評価できます。

◆食物経口負荷試験

アレルゲンの血液検査(特異的IgE抗体の測定)を行います。

特異的IgE抗体も確実な検査ではないため、食物経口負荷試験(アレルギーの原因となる食物を摂取して症状を誘発させる検査)を行うことも出来ます。

この検査は、食物アレルギーの診断だけでなく、どの程度摂取できるようになったか(耐性の獲得)を調べる目的でも行われます。
 (124826)

55 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

どうしたらいい?災害時の子どものアレルギー疾患対応

どうしたらいい?災害時の子どものアレルギー疾患対応

災害が起こった時、何らかの病気を持たれている方々は、より辛い思いをされることが多いのではないでしょうか。日頃から災害に備えて、アレルギー(喘息・アトピー・食物)の子どもたちのケアに、こちらの情報をご活用いただければ幸いです。
ruru | 19 view
子どものアレルギーとその原因!添加物はアレルギーに影響しているの?

子どものアレルギーとその原因!添加物はアレルギーに影響しているの?

この記事では、子どものアレルギーについてお届けします。子供は免疫機能が弱いため、添加物を多く摂り続けるとアレルギー症状などの原因になるとも…。添加物は食品だけでなく、他にもいろいろなものに含まれています。
ruru | 532 view
その子どもの咳、喘息かも?咳で夜眠れない時の対処法は?

その子どもの咳、喘息かも?咳で夜眠れない時の対処法は?

小児ぜんそくは子どもに起こる喘息で、子どもの3~9%に起こる頻度の高い病気です。こちらの記事では、子どもの喘息とはどういう病気なのか、そして子どもの咳が止まらない場合どうしたらよいのかをお伝えしていきます。
ruru | 853 view
夏だけじゃない子どもの熱中症対策5選

夏だけじゃない子どもの熱中症対策5選

最近は40度近くまで気温が上がることもあり、熱中症が心配ですよね。特に小さな子どもは、急に体調を崩すことも。子育て歴11年の経験から、効果のあった熱中症対策を5つ紹介します。
ちこた | 59 view
見ていてツラい子どもの花粉症!対策グッズにはどんなものがあるの?

見ていてツラい子どもの花粉症!対策グッズにはどんなものがあるの?

年々増えていると言われる子どもの花粉症。自由に外遊びができなかったり、勉強や遊びに集中できなかったりすると、親としては心配してしまいますね。 そんな辛い花粉飛散の時期、子どもが少しでも快適に過ごすための対策アイテムにはどんなものがあるのでしょうか?
ruru | 643 view

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

ruru ruru

おすすめの記事

今注目の記事