2023年3月27日 更新

【お弁当対策パート2】お弁当での食中毒をなくそう!お弁当箱編

暖かくなってくると、お弁当の食中毒も心配になってきます。食中毒を起こさないためのお弁当箱の洗い方や、起こしにくいお弁当箱を調査しました。ぜひ参考にしてくださいね。

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お弁当箱の細菌について

お弁当箱には、様々な種類の菌が存在する可能性があります。
例えば、大腸菌やサルモネラ菌などの病原菌など。

これらの病原菌は、食品を汚染し、健康に悪影響を与えてしまうかもしれません。

また、お弁当箱の内部には湿気がこもりやすく、そこで雑菌が繁殖することもあります。
それが原因で、食品の傷みや変質を引き起こしてしまうことも否定できません。

お弁当箱の菌を測定してみた

パッキンが付いた新しいお弁当箱を用意しました。
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そこに、使用感を加え、食べた後の汚れた状態を再現するため、ステンレスたわしで表面をこすった後、一晩菌液につけ込み、下記の条件で洗浄、自然乾燥し、上の柄の部分の4カ所の菌数を計測した結果です。
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上の表を見ると、パッキンを外さずに液体洗剤で洗浄した場合のみ、パッキンと溝から菌を検出しました。

その他の条件では、菌は確認できません。

お弁当箱はパッキンを毎回はずして洗おう

洗っていないお弁当箱を再び使うことはないと思いますが、意外に見過ごされがちなのが「弁当箱のフタのパッキン」部分。
上の表の結果にもあるように、パッキンと溝には菌が潜んでいるのに、見過ごされがちって危険じゃないですか?
なかには「パッキン」は毎回洗うものだということを、知らない方もいらっしゃるようです。
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パッキンは弁当箱の密封性能をつかさどる要所である反面、お弁当内の湿気、おかずなどの汁気が付着し、弁当箱の中でもとりわけ汚れが溜まりやすい場所となっています。

そのため雑菌が繁殖しやすく、汚れたパッキンによって、お弁当での食中毒リスクが高まってしまうのです。
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