4.急速冷凍を心がける
冷凍室に急速冷凍機能がない場合は、熱伝導のよいアルミトレーが便利。トレーの上に食品を置き、冷凍室に入れれば、冷凍スピードがアップします。
冷凍に時間がかかると細胞が壊れて傷みやすくなり、解凍する時にうまみや栄養分を含んだドリップが出やすく、おいしさが損なわれます。冷凍の温度設定を下げ、食材を金属製のトレイなどにのせて温度の伝わり方を早くすれば、急速冷凍することができます。
5.下味・下ごしらえをしてから保存する
「下味をつける」、「加熱する」など「下ごしらえ」をしてから冷凍すると、肉の保存性が高まり、調理もしやすくなります。
冷凍保存した場合の保存期間は?
冷凍させると1ヵ月ほど保存できますが、品質を考えると2週間程度で調理した方が良いです。
家庭用の冷凍庫の温度である-18℃では、低温とはいえ脂肪やたんぱく質が酸化してしまうので、長期間保存すると品質は落ちてしまいます。
また、解凍したお肉を再冷凍すると品質が落ちてしまうので、1度解凍させたお肉は使いきるようにしてください。
おいしく食べるための最適な解凍方法
冷凍した肉は、なるべく低温でゆっくり解凍するのが原則です。肉の形や大きさにもよりますが、冷蔵庫で3~4時間半解凍になります。指で押してみるとまだ内部が少し凍っている状態で調理を始めます。完全に解凍してしまうとおいしい肉汁が流れ出してしまいます。
冷凍したお肉の最適な解凍方法は、冷蔵庫内で解凍させること。
冷蔵庫内は低温なので、細菌の繁殖を防ぐことができます。
また、ゆっくりと解凍されるので、ドリップの流出を防ぎ品質の良い状態で解凍できます。
via cut.i-yasai.com
急いでいるときは電子レンジ解凍がお勧め。
お肉のラップを取り、キッチンペーパーの上にのせて電子レンジで加熱させます。電子レンジを使うと短時間で解凍できますが、デメリットとして解凍ムラが生じてしまうことがあります。
注意点として、電子レンジに搭載されている解凍モード、なければ500Wと低いワット数で、様子を見ながら加熱すると、解凍しすぎを防ぐことができます。