2022年2月14日 更新

教育費はどう貯める?学資保険とそれ以外の貯蓄方法を比較しよう

子育て世代にとって一番の悩みといえば、お子さんたちの教育費のこと。 全て公立で通したとしても数百万単位のお金が必要になるため、できるだけ早いうちから対策を練っておかないと、いざという時に支払えなかったり、お子さんの選択肢を狭めてしまうことも…。 教育費のための「学資保険」というものもありますが、他の方法で教育費を貯めるのは無理なのでしょうか? 今回は、学資保険の特徴と、その他の貯金方法を比較します。

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とにかく確実に教育費を貯めたい人は、学資保険と同じように強制的に引き落としされる方法がおすすめ。

金融機関で扱っている定期預貯金や、勤務先の財形貯蓄などが使いやすいでしょう。
残高を引き出すには手続きが必要なので、簡単に手が付けられないのが特徴です。

特に勤務先の制度を利用すれば、お給料の振込日と連動していることが多いので、残高不足による引き落とし失敗も少ないのがメリット。
手続きも総務でできるので、平日に銀行窓口に行く必要もありません。

ただ預金するよりも利率が良く、最終的な受取金額も多くなりやすい特徴があります。
たくさんの方法の中で最も確実、かつ金額アップも見込めるスタンダードな方法といえるでしょう。

手元の資金を増やしたいなら投資信託や個人向け国債などの投資を

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現時点である程度経済的に余裕があり、教育費以外に使うお金も増やしたいという人には、投資信託や個人向け国債などの投資デビューもいいでしょう。

株の知識がない人は、お金を預けてプロが運用してくれる投資信託がおすすめ。
銘柄は国内・米国・アジアン・新興国などの国から選ぶのも良し、まんべんなく株を買ってくれる全世界型を選ぶのも良し。
多くの証券会社でシミュレーターや無料診断チャートが用意されているので、初心者でも簡単に始められます。

個人向け国債は、国に国債を発行してもらい、一定期間持ち続けることで利子がもらえるイメージ。細かい運用は必要なく、最初に国債の購入金額を決めたら、あとは期間中売らずに持っているだけでOK。こちらも証券会社で買うことができます。

必要なのは、証券会社の口座。通常の預金口座とは別になります。
例えば、楽天銀行の口座を持っていても、楽天証券での取引はできません。
新たに楽天証券で口座開設する必要があり、一緒にNISA口座やiDecoの申し込みもできます。

保険料を抑えて備えられる低解約返戻金型終身保険もおすすめ

低解約返戻金型終身保険は、普通の終身保険よりも少ない保険料で死亡保障がつく終身保険です。

払込期間中に解約した場合、解約返戻金は普通の終身保険の7割程度と少なくなりますが、月々の出費を抑えられるので、浮いた分を教育費などの貯金に回せるようになります。
また、払込期間を過ぎた後の解約返戻金は、普通の終身保険と同じくらいにアップします。

つまり、少ない保険料で貯蓄を確保しつつ、途中解約せずに払い込めばしっかり返戻金が受け取れるということ。
非常に貯蓄性の高い保険といえます。

貯金はしたいけど、だからといって万が一のための保障を削るのは怖い…という人におすすめです。

最終手段は奨学金や教育ローンなどもあるが、返済することが前提

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どうしても貯められなかった場合には、奨学金や教育ローンを使うという手もあります。

ただ、給付型奨学金以外は返済の義務があり、社会人になって何年経っても返済が終わらないという人も多いのが実情。
また、奨学金をもらうために一定の成績を収めることが条件も場合もあるので、必ず借りれるわけでもありません。

奨学金や教育ローンは親子ともに負担が大きいので、本当に極めたい進路がない限りは使いたくないのが本音ではないでしょうか。
その辺りは、親子でよく話し合っておく必要がありそうですね。

まとめ

考えれば考えるほど頭が痛い教育費の問題。
相当額のお金を使うことになるので、早いうちからの貯蓄が大事になってきます。

お金がないことを理由に、お子さんが夢をあきらめるようなことになったら、親としても本当につらい思いをすることになってしまいます。

まずは家計の見直しと、どう貯めていくかの具体的な方法を考えてみてはどうでしょうか。
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佐野未来 佐野未来

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