また、リン酸塩は腎臓へのダメージも懸念されています。体には毒であるリンがうまく排出できないと、リンの血中濃度が上がり、動脈硬化につながることもあるそうです。
亜硝酸Na
亜硝酸ナトリウムは食肉に含まれているアミンと物質と結びつくことによって、体に悪影響を及ぼす可能性があるといわれています。それは、亜硝酸ナトリウムとアミンが結びつくと、ニトロソアミン類という発がん性物質に変化するからなんです!
実際にラットを用いた実験では、低濃度のニトロソアミン類を長期間与えた個体の肝臓や腎臓にガンが発生したという結果が出ています。
加工肉の添加物でがんになる⁉
上でご紹介した亜硝酸ナトリウムと発がん性物質の関係性が気になるところ。なんと世界保健機構(WHO)の専門組織である国際がん研究機関から、ハムやソーセージなどの加工肉を食べるとがんになりやすいと発表もされているのです。
世界保健機関(WHO)の専門組織・国際がん研究機関は26日、ハムやソーセージなどの加工肉を食べると、がんになりやすいと発表。800以上の研究結果を分析し、加工肉を毎日50グラム食べると、大腸がんになる可能性が18%アップするという。
50グラムの加工肉は、ハム5枚、ソーセージ3本、薄切りベーコンなら3枚ほどで、輪切りのスライスサラミは20枚分。キャベツ炒めなどに使うコンビーフも加工肉だ。
こうしてみてみると、50グラムの加工肉ってほんの少しの量ですよね。
少しの量でも、こうした加工肉製品を子どものころからずっと食べているとどうなってしまうのだろう?と不安にもなります。
少しの量でも、こうした加工肉製品を子どものころからずっと食べているとどうなってしまうのだろう?と不安にもなります。
安心して食べられる無添加のハム・ソーセージ
発がん性が懸念されるのは、添加物を含んだ加工肉であって、無添加のものなら安心して食べることができそうですよね。そこで、手軽にスーパーなどで手に入る無添加のハム・ソーセージを集めました。
「無塩せき」とは?
市販のハムやソーセージに書いてある「無塩せき」の文字。これはいったいどういう意味なんでしょうか?