土砂災害とは?
土砂災害(どしゃさいがい)とは、大雨や地震に伴う斜面崩壊(がけ崩れ・土砂崩れ)、地すべり、土石流などにより人の生命や財産が脅かされる災害です。
どんな土砂災害があったのか?
傾斜が急な山が多く、台風や大雨、地震などの多い日本では、その地形的・気象的な条件によって、土砂災害が発生しやすい国土環境にあります。
最近では、以下のような土砂災害が発生しています。
最近では、以下のような土砂災害が発生しています。
土砂災害は、一般的に山地で発生します。
ですが、くずれた土砂が住宅地まで流れこみ、家屋に被害でたり、山地がないところでも、小さながけなどで土砂災害が発生する可能性もあります。
ですが、くずれた土砂が住宅地まで流れこみ、家屋に被害でたり、山地がないところでも、小さながけなどで土砂災害が発生する可能性もあります。
過去からの土砂災害発生件数をみると、平均して1年間におよそ1,105件もの土砂災害が発生しています(集計を開始した昭和57年から令和元年までの平均)。
土砂災害の種類とは?
土砂災害は、主に「土石流」、「がけ崩れ」、「地すべり」の3つに分類されます。
◆土石流
土石流
土石流は水と土砂が混ざって流れるもので、急斜面(谷)を流れ落ちることが多いです。
土砂だけだと簡単には動きませんが、そこに水が加わることによって移動距離が長くなります。
時速40km以上という猛スピードで流れることもあり、大小さまざまなサイズの石(岩)や流木を巻き込んで運ぶので、人命や建物に大きな被害をおよぼします。
土砂だけだと簡単には動きませんが、そこに水が加わることによって移動距離が長くなります。
時速40km以上という猛スピードで流れることもあり、大小さまざまなサイズの石(岩)や流木を巻き込んで運ぶので、人命や建物に大きな被害をおよぼします。
土石流の原因は、おもに短時間の強い雨です。強い雨によって川にたまっていた土砂が勢いよく流れ出すことで土石流となります。
また、崩れた土砂が水の流れをふさいで天然ダムができ、そのダムが崩れることによって発生することもあります。
また、崩れた土砂が水の流れをふさいで天然ダムができ、そのダムが崩れることによって発生することもあります。
平成26年8月 広島県広島市
平成26年7月 長野県南木曽町