「一晩ねかせたカレー」は本当に美味しいの?
「一晩寝かせたカレーは美味しい」とか「二日目のカレーがうまい」という言葉をよく聞きますよね。
それは本当なのでしょうか?だとしたら、なぜ作りたてのカレーよりも美味しく感じられるのでしょう?
それは本当なのでしょうか?だとしたら、なぜ作りたてのカレーよりも美味しく感じられるのでしょう?
江崎グリコ株式会社のHPでは、下記のように記されています。
1.具材のもつ旨み成分や甘み成分がソースに溶けだしてコクが増します。肉・野菜・香辛料に含まれる糖質やタンパク質、アミノ酸などの成分が微妙に絡みあうことで、独特の「コク」が生まれます。
2.ブイヨンも一晩ねかせることで「冷ます」と「温める」が繰り返されるので、素材の旨み成分がよく混ざりあい、熟成が進みます。
3.カレーのスパイスは、じっくり余熱で加熱されることで、突出したとげとげしさが減少し、全体のバランスがとれた、熟成された奥深い香りと風味になります。
つまり、カレーのルーに具材の美味しさが溶け出し、旨み成分やスパイスの熟成が進むことでさらに美味しく感じられるということなのでしょう。
カレーの科学|一晩ねかせたカレーは、なぜおいしい?
江崎グリコのホームページ
via www.photo-ac.com
常温で寝かせすぎたカレーはとっても危険
こうはいっても、寝かせたカレーをどのように保存していますか?
実は、カレーの賞味期限は意外と早いのです。
実は、カレーの賞味期限は意外と早いのです。
カレーを鍋のまま長時間コンロの上で放ったらかしにしている方もいるでしょう。
しかし、それは絶対にしてはいけません!
その理由は、カレーはウェルシュ菌という菌が繁殖しやすいからです。
しかし、それは絶対にしてはいけません!
その理由は、カレーはウェルシュ菌という菌が繁殖しやすいからです。
via hugkum.sho.jp
粘り気が強いカレーは、このウェルシュ菌が増えやすい環境といわれている上に、作り置きして常温保存することも、菌の増殖しやすい環境にぴったりと当てはまってしまいます。
ウェルシュ菌とは?
ウェルシュ菌自体は本来熱に弱いのですが、厄介なのは芽胞(がほう)という丈夫な構造を作ることで、高温の中でも生き残ってしまうこと。
芽胞はとても熱に強い性質があり、100℃の高温にも耐えることが可能です。
ですから食べる前に再加熱したからといって、完全に菌を殺すことは難しいといわれています。
菌をなるべく増やさないことがとっても重要になってきます。
芽胞はとても熱に強い性質があり、100℃の高温にも耐えることが可能です。
ですから食べる前に再加熱したからといって、完全に菌を殺すことは難しいといわれています。
菌をなるべく増やさないことがとっても重要になってきます。